管理人のおばちゃんが、コージ苑を見るなりこう叫んだ。 「★φ†Θ∞!」 さっぱり分らない。 通じないと見て取るや、彼女はあたふたと自室へ入り、来い来いと手招きをする。 そして突如、こいつには英語しか通じないのだと思い出したらしく、 「来てるのよ、ここにあるのよ」と繰り返す。 …何が?
正解は、親からの小包でした。 どうやら数日前にやってきた郵便配達人が、 届け先不在のこれらの荷物を持ち帰るのをいさぎよしとしなかったらしく、 (というより単に面倒だったという可能性の方が高い) そのまま気前よくポーンと放っていったらしい。
管理人室の前に。
…おのれ郵政省(正式名は知らんけど)… 遠い日本からやってきた両親のあふれんばかりの愛がつまった小包を、 ポーンと放るとは何事だポーンと。 中身は米やらカイロやらお菓子やら、涙というより涎が垂れそうなものばかり。 勿論、恒例の両親文庫もね。ありがとうお父さんお母さん!
と、アタタかいココロになったコージ苑は、後ほど彼らからメールを受け取る。 「コージ苑ちゃんへ。小包届きましたか。ところでF県の家のことですが…」 (この後延々と彼らの「家」の改造っぷりが描写される)
負けた。無機物に。1対10ぐらい(文章量比)で。
郵政省。 もうポーンと放っちゃって、ポーンと。
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