朦朧とした意識の中で服を着替え布団に入り、 気づいてみれば薄暗い。 夜明けかと思ったら夕方だった。 コージ苑の2002年12月8日はどこに消えたんだ?
※※※
篠田節子『ゴサインタン』 外国人花嫁をもらった豪農の息子が辿る不思議な運命。 周囲の人間が次々と死んでゆき、 花嫁の奇矯な行動で財産を全て失い、 彼は空っぽの状態から徐々に再生の道を歩む。 「不思議な運命」というとまるでファンタジーのようだが、 実は全然違う話である。 コージ苑はこの話の根底に流れるテーマをつかみきれなかったようだ。 テーマをリンクさせる形で三部作のようになっているらしく、 他の二作に興味がわく。
石川淳『安吾のいる風景/敗荷落日』 『壁』の序文で凄みを感じ、これは読まねばと焦って買った本。 著者の教養の深さ広さはよく言われているところだが、 それにしても深すぎて広すぎて… コージ苑には「習うもの」であった古典が、 この人にとっては自分のものになっている。 羨ましがってばかりはいられず、少しでも吸収しなくちゃね。
|