出向コージ苑

2002年10月06日(日) 週末小旅行

今日はエヴァの家族にクリスティ、Y先生を加えた6人で週末のドライブ。
母親の具合が悪いということで、
優しそうな父親と弟君を伴って現れたエヴァである。
行き先は車で1時間ほどのルンダーレ宮殿。
説明によるとこの宮殿、当時の領主が
帝政ロシアの女帝エカテリーナの愛人になった時に送られたものらしい。
…すごいかも。
そこらへんのホストがロレックスだのベンツだの貰うのとはケタが違う。
いくら愛人だってお城をぽーんとやっちゃうか?
下々の者には理解し難い感覚である。

ともあれ、宮殿はベルサイユやエルミタージュ程とはいかないものの、
人間の住居としては十分広くて十分豪華。
しかしソ連時代には兵士の宿舎として使われたこともあるそうで、
その時には食堂で若い兵隊さんがバスケットなどに興じていたらしい。←おいおい
ということで、この宮殿はいまだ修復作業中。
入場料だけでは資金をまかないきれないらしく、
各所に寄付金入れがあったり、時には結婚式場としても使用されるなど、
いじましい努力をしている。
ちなみにクリスティは「ここで結婚式をしたい」そうである。

今日はどうやらお城巡りがテーマらしく、次はバウスカ城へ向かう。
宮殿しかないルンダーレとは違って、こちらは近くの町もとても愛らしい。
お城はというと、これははっきりいって廃墟。
つまり遺跡にはなりきれず、
荒れるまま放っておかれたといった感のある場所だった。
それでも、こちらもこつこつと修復作業が進められている。
ほとんど新しいレンガで造られた城に、
果たして古城としての魅力があるかどうかは疑問であるが、
まあ少なくとも、ここの塔からの眺めは素晴らしかった。

それにしても今日は寒い。
10月も初旬だというのに、今日のR市は初雪である。
観光をしつつ散歩というのもいいのだが、鼻や耳がちぎれるかと思う。
とても外でランチというわけにはいかず、
車の中で各自が持ち寄った料理をあける。
コージ苑は、先週のドライブで学んだ彼らの好みを分析し、ポテトサラダを。
Y先生は体が本調子ではないので、チョコレートなどおかしを。
クリスティは母親特製のアップルケーキ、
そしてエヴァはお手製のサラダやサンドイッチ、魚のフライなど。
それに加えてこんな日に欠かせないのが、ポットに入れた熱いコーヒーである。
日本でも、寒い日にコーヒーを飲むとほっとするが、
ここではありがたみが全然違うのだ。

もう一つ、小さなお城に行ったが、こちらは外を散歩しただけである。
近くにある川に、白鳥を数羽見た。
周辺の紅葉とあいまって、とても綺麗な風景。

各自の家まで送ってもらい、リンゴまでお土産にもらってお開きとなる。
交通の便がいいとはいえない国なので、
こうして学生に誘ってもらう時が観光のしどき。
この調子で時々週末に遊べるといいのだが、
本格的に寒くなると、一切外に出たくなくなるのだとか。
残念、次の機会は4月になってからか。


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