出向コージ苑

2002年08月11日(日) 掘り出し物

秋からのコージ苑の在住地となるラトビアでは、早くも秋風が吹いてきているそうだ。
8月の終わりともなると、そこは既に日本の晩秋。
レースだのジョーゼットだの着ている場合ではないのだ。

で、冬物(じゃなければせめて秋物)を多少揃えて行こう、ということになったのだが、
この残暑厳しい日本は九州で、今頃そんなもの売っているわけがない。
ウールなんか、触っただけであせもが出来るんじゃないかって位の気温なのだ。
はっきり言って、考えるだけでも鬱陶しい。

母と色々話し合った結果、オートクチュールにしようということになった。
すげー。
といっても、ジバンシィやらシャネルやらハナエモリ(笑)やらで頼むわけではなく、
洋裁の得意な叔母に依頼するのだ。
というわけで、午後に待ち合わせて、三人で布地を見に行く。

大分市内を突っ切る形でたどり着いたのは「はぎれや」という名前の端布屋。
店内所狭しと積まれた布地を見てまわる。
冬物はここでも、ワゴンの下段に束ねて追いやられていた。
三人して芋掘りでもする様な姿勢で物色していると、
店長さんがやってきて、事情を聞いた後で布地選びを手伝ってくださった。
「こんなのどうでしょう」と出してきたのは、ワインレッドのカシミヤ地。
1メートルに満たない位の、まさに端布なので、ストールにしようという話になる。
他にもあるはずだ、というので気合を入れて探してみる。
しかし、そう簡単に見つかるわけがなく、半ば諦めかけてカシミヤ「混」など選んでいたら、
(それだって良い手触りなのである)
ひょいとしゃがんだコージ苑の目の前に、ちょろりと出ている布地の端。
…みーつけた、カシミヤ100%。
しかも3メートル。
言葉どおり、布の山の中から掘り出してみると、とっても綺麗な黒。
愛い奴じゃ、一緒にバルトの国へ旅立とう。

話し合いの結果、濃い紫のロングキュロット(機内用)、黒のワンピーススーツ、
赤のストールを作ってもらうことにした。
出来上がりが楽しみ♪

しかし、どこからそれを着るかという問題が…
成田もさぞかし暑かろう。



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