食べ物の記憶 - 2003年06月11日(水) 私は特に記憶力が良い方ではないけど、 「その人と何を食べたか」ということに関しては どういうわけかものすごく記憶力が良い。 初冬のススキノでライブの帰りに、 友達と食べた豚まんは、 寒さと空腹を癒す、究極の味。 遠い親戚のお通夜で、 知らない親戚とモソモソとつまんだイカのおつまみは、 なんだか手持ちぶさたな味。 初めて訪れたあの子の部屋で、 突然ふるまわれたカレーライスは、 自分にはつくれない初めての味。 などなど。 体に直接取り込まれる種類の記憶というのは、 なんと確かなことか…と思うのです。 そう思うともう、なんだかやたらに どうぞ、幸せに、幸せに。 という気持ちになる。 なにに対して?わからないけれど。 -
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