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■ オーケストラ編成の問題点
現在のオーケストラは二管編成14型、16型が多くのオーケストラの標準スタイルである。 (ちなみにこれは、弦楽器の人数が14ー12ー10ー8ー6、もしくは16ー14ー12ー10ー8管楽器がそれぞれ2人の ことを意味する) この編成でベートーヴェンからマーラー、ショスターヴィッチまで演奏している。 だがこのスタイルは20世紀はじめから第二次大戦前までにより標準になったといえる。 古典派やロマン派の作曲家が考えた響きと異なる音楽が鳴り響いている危険性がある。
では、作曲者が存命していた時代のオーケストラ編成はどうだったのだろうか? 1840年代ワーグナーが指揮者を勤めていたドレスデン宮廷オーケストラ(現在の国立歌劇場オーケストラ)は、 Vlー14、Vaー4、Vcー4、Cbー4、Flー4、Obー4、Clー4、Fgー3、Hrー5、Trpー4、Trbー3、Hrpー1、Timpー1の総 計55名
もうひとつ有名なゲヴァントハウス管弦楽団は(1835年) Vlー16、Vaー4、Vcー3、Cbー3、Flー2、Obー2、Clー2、Fgー2、Hrー2、Trpー2、Timpー1の総計39名
つまり、19世紀半ばのドイツのオーケストラの標準は弦楽器は現在の半数と思ってよいだろう。 現在の編成で、この時代の作品を演奏すると管楽器の音は、分厚い弦楽器の音で消されるといった現象も発 生しうる。
よって、マーラー、トスカニーニ、フルトヴェングラーっといった指揮者はオーケストレイションの変更や奏者を増や すといった手段をとった。
ただこれは多くの問題や疑問点を含むので、もう少し煮詰めてからレポートしたい
2002年01月08日(火)
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