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2003年05月18日(日)   『クロスファイヤ』

たまには読書してるんですよ、私も。
1ヶ月くらいかけて長編をやっと読みきりました。
宮部みゆきの「クロスファイヤ」って本です。
3年くらい前に映画化されてたので有名ですが。
ビデオの映像は怖いので、原作を読みました。
しかもこの「クロスファイヤ」ってなんともロックな感じのタイトルに惹かれました。


犯人の念力放火能力者(パイロキネシス)の女性と警視庁放火犯の女刑事の話。
対決のシーンはなくて、二人は、犯人の忌わの際に出会うだけ。
わりとあっけない最後で終わってしまったけど、読み終わったあとに淋しい気持ちになったなー。
特異能力を持って生まれたばかりに、誰にも心が開けず孤独な人生の女性。


そして彼女に課せられた、「法で裁けない悪者を焼殺する」使命。
被害者の遺族にとっては悪者を成敗するのもまた正義かもしれない。
日常、いろんな事件のニュースを見ていて、「犯人、死んじゃえばいいのに」って思うこと多いっすよね。
悪者だもん、そいつを殺したって罪にはならないよ、って思うよね。
正義とは何か・・・。
心の葛藤と闇をわかりやすく描写していて、そういう能力者が本当にいるような気がしてしまう。


小説家ってすごいよね。
言葉だけで、描写を頭に描き、その存在を現実のものに思わせるんだから。



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モリリン
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