| 2003年10月01日(水) |
●更新●入場門より1件削除 |
●更新● 入場門より「お知らせ」を削除しました。
はい、復活(?)後初の更新が削除ですみません(ぺこり)。 それだけではあまりにあんまりなので、今日の日記はSS風味で参りたいと思います。日付に因んで三渋不破で(え)。 推敲ナッシングで遂行ですので穴だらけ☆私が行くのは「Mんだらけ」☆(誰か殴っとけコイツ)
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「あー…腹へった…」 眉間の皺を一層深くして漆黒の頭髪がベッドにぼふん、と埋もれた。その傍らで『真似るな危険!迷プレイ全集(キーパー編)』を読んでいた不破は無言で紙面から視線を移す。微動だにしない後頭部を一瞥し、現在主人のいない勉強机に収まっているシンプルな置時計を捉えると、そこには18:05と表示されていた。つるべ落としのごとく去った夕陽を追うように外気も下降しているようだ。知らず、身震いを一つする。
「…渋沢は?」 「俺が知るかよ。今帰ってきたばかりだぜ。つーか、お前こそ俺らの部屋で一人でなに寛いでやがんだ」 ベッドの上で寝返りをうち、こちらを向いた三上は蛍光灯の灯りに瞳を細める。即ち只管不機嫌そうな顔なのだが、それは平常と大差ないので気にすることもない。そうでなくとも気にしないのが不破という人物なのだが、それは三上も承知している。 「ぬ、最初は渋沢もいたのだぞ。いつの間にかいなくなっただけだ。よって渋沢はどこにいるのか、と訊いている」 「だから知らねぇって言ってんだろが」
…つまるところ、何の変化も齎さないという訳である。
現状を打破する必要を感じているのは、実は繊細な司令塔の方だった。母校で破壊屋の二つ名を頂戴している新米キーパーは既に読書に戻っている。下手に探索するより帰還を待つ方を選択したようだ。 半身を起こし、ばりばりと頭部を掻き毟る。そこにドアノブを回す音に続いてもう一人の住人が顔を出した。 「不破君、ただいま。…あ、三上、お帰り」 「おう」 不破の首肯と三上の返答が同時に渋沢に向かう。そして両者の視線が森の守護神の大きな掌に注がれる。穏やかに笑みを浮かべた渋沢が一言呼びかける。 「ちょっと遅いけどお茶にしようか」 「了解した」 「おう」 再度返答が重なる。それを認めると、183センチの長身がドアの向こうに消えた。
食堂から戻った渋沢がそれぞれに湯飲みを渡す。菓子皿には既に箱から出された菓子が載せられている。 「…奇妙な形してんな。何だこれ?」 空腹であるにも関わらずすぐに口に入れない辺りが繊細の一端であることに、本人は気づいていない。一方の不破は、以前渋沢から教わった通りに合掌してから一口で一つ目を完食して二つ目に突入していた。渋沢から齎されるものに一片の疑問を抱いていないその姿は先程の三上と以下同文。 余談だが、渋沢もそれらに気付いていない。立ち上る湯気と同じ位のんびりと返事をする。 「『栗餅』という今日一日限定の和菓子(要予約:時間限定品)だ。栗餡を薄い塩で味付けした米で包んで栗の角切りをトッピングしている。あまり甘くないから三上にも食べられるぞ?」 「………」 それでも菓子と睨みあう三上だったが、不破が無言のまま三つ目に手を出したのを契機に意を決したようだ。一つを摘んで口に放り込む。咀嚼する。嚥下する。
「…うめぇ」 「だろ?良かった。あ、不破君、お茶のおかわりはいるかい?」 「うむ、貰おう」 とぽとぽと注がれる緑茶の香りが部屋に満ちた。 「ありがとう」 「どういたしまして」 渋沢は不破には感想を訊かない。空になった皿を見れば一目瞭然だからだ。しかも三上の栗餅に焦点が当てられている。厚い口唇がふ、と緩んでしまう。 「はい、どうぞ」 「!」 ぽて、と載せられた餅と差し出した本人を黒曜石が見つめる。薄く開かれた口唇が言葉を紡ぐ前に笑顔で応じる。 「欲しいんだろ?食べなよ」 「……ん」 僅かに頬を染め、こっくりと頷いてもう一度渋沢を見つめると、不破は改めて謝礼した。 「どうもありがとう。いただきます」 「うん」 「渋沢、俺も」 ずい、と二人の間に三上が皿を出す。三人の視点が空の皿に集中する。時計の秒針音が鼓膜を数回揺らした後、提供者が提案した。
「半分ずつ、な」
「了解した」 「しゃあねぇな」 素直に従う二人を前にして、今度は自分が作ってあげようと心に決める渋沢だった。
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…あれ、渋沢保育士物語になってる…?ほわい?
何はともあれ今月の朔日餅『栗餅』が美味しかったですv流石シリーズ一二を争う人気者♪来年も食べようっと☆ (それだけかい!<すみませ…)(「栗名月」を捻じ込めなかった…<悔) つか、いい加減文章のリハビリしないとダメダメっぷりに磨きがかかってますね(苦笑)。いつも以上に筋もオチも捻りもない…(汗)。 因みに彼らは夕食もがっちり食べます。その時に藤に栗餅のことが知れ、結局寮生分作る羽目になる渋だったり(うわぁ)。
頑張れ、渋(笑)!頑張れ、私(切実)!! 14072&24378
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