熱帯マンゴー日記

2009年03月03日(火) 安房直子

今度こそ打ち止めって感じで、昨日も本屋にBL本漁りに行ったのですが、BL本も出してる講談社のホワイト・ハート文庫から何故か安房直子さんの童話集が出てたので買ってしまいました。
実は安房さんの本を読むのは小学校以来で、小学生の時に読んだ「北風のわすれたハンカチ」が入っていたのも買った理由のひとつっす。

すごく昔に読んだので殆ど話を忘れてたんだけど、北風の女の子がハンカチの下からホットケーキの材料を出す場面だけは覚えていました。
昔から食意地だけは張っていたオイラなので、食べ物の場面は忘れなかったのだらふσ(^◇^;)。
前に読んだ本は可愛い挿絵がついていたんだけど、今回のは文庫の為なのか、挿絵がなくてちと寂しかったっす。

まあ、「北風〜」以外は初読でした。
簡単な感想↓。
・話中に時々出て来るお茶とお菓子が美味しそうであった。
・小説なのに鮮やかな色が広がる感覚があった。
・猫がお好きなんでしょうか?魔法の猫の話が複数あった。
・「あるジャム屋のはなし」の中の鹿娘は、鹿耳をつけた人間形の娘なのか獣形なのか、読んでて悩んだ。
・読んでてとにかく腹が減った。(これだからオイラは〜〜)
清らかな話で、オラの腐った心を一瞬洗ってもらいました(笑)。
すぐその後でBL本を読み始めたけどサ。

安房さんの話は明らかにメルヘンですネ。
ファンタジーとメルヘンの違いってのを、童話作家の佐藤さとるさんが書かれていたんだけど、ファンタジーは虚構の中にもリアリティが要求されて魔法を使うのにも理由や理屈やこうあるべきっつう物語の背景の設定がいるけど、メルヘンはそういうのがいらないそうです。
面白ければどっちでもいいんだけどね。
佐藤さとるさんのファンタジーの解説本はとっても勉強になりました。
あ、話がそれた。


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