熱帯マンゴー日記

2006年02月04日(土) 見仏記4

角川文庫の新刊で「見仏記」シリーズの4が出ていたので購入。
今回のテーマは「親孝行編」です。
いとうせいこう氏とみうらじゅん氏の両親が見仏の旅に参加、ってことですが、父母は強かった!
どちらの両親も気を遣いつつマイペースで、一番気を遣ったのは著者二人ですが…。
旅先で俳句をひねるいとう父が良い味出してました。

今回は仏像から即身仏まで、AND、みうら氏が異様に気に入った「飛び出し坊や」(交通安全用飛び出し注意の子供の人形)ネタまで、何が何やら分からん状態でした(笑)。(それと越前カニ)
久々に読んだ見仏記だけんど、40半ばを越えた著者二人の自称が「怪しげな中年男二人組」に変わっていて、ちと時の流れを感じましたね。
それから、時々、タクシーの運転手さん等に「怪しい中年男二人組」が警戒されていて(最初モーホカップルと勘違い?)、その辺りの描写が哀しくも面白かったです。

ああ、それにしてもうらやましいです。
仕事とはいえ、楽しそうに見仏の旅をするいとう&みうら御両人。
文章からもイラストからも幸せ感がにじみ出ておりました。
(特に海のある奈良−小浜の旅)
おいらもしたいよう!!見仏の旅!!
暇(あるよーでない)も金もないワシは、近場で見仏するのみです。
(でもこんな片田舎にも結構穴場な仏像があって嬉しい!)
でもやっぱり、遠くに行きたいなあ。

今回二人が訪れた寺(ワシのコメント付)

*如意輪寺・竹林寺・桜本坊・金峯山寺(奈良・吉野)…ここは行ったことあります。高校の修学旅行でしたが。金峯山寺の本堂が凄く大かったのを覚えてます。でも屋根の萱が吹き直されてなくて、屋根に草が生えてたなあ〜。

*大野寺・室生寺(奈良・室生)…室生寺だけ高校の修学旅行で行きました。数年前に台風で壊れちゃった五重塔が小さくて綺麗だったなあ。それから仏像の色彩が結構残ってて、「艶やかな寺だな」って感想を持ったです。

*鞍馬寺(京都)…残念ながら行ったことないです。炎の蜃○楼9巻「みなぎわの反逆者」の舞台にもなったっす。けど、9巻と言えばN江の「大人の本気を教えてあげる」と伏字なセリフが有名で、本筋なんてどーでもよくなっちゃったなあ(^^;。

*満願寺(兵庫)…こういうあまり知られてないお寺にも行くから見仏の旅っていいんだよねえ。ここの仏像がユーモアたっぷりなお姿らしくて(みうらさんのイラストでしか知らんけど)、二人は「爆笑仏」と名付けていた(笑)。

*石山寺(滋賀)…紫式部がここで源氏物語を書いたって伝説で有名なお寺っすね。二人は閉門直前に入って15分で見仏したそうです。見仏史上最短の時間だとか。でもギリギリな時間でも入れてくれた受付のオバチャン達ってば優しいなあ。

*善水寺・金勝寺・櫟野寺・石馬寺・金剛輪寺・西明寺(滋賀・湖東)…琵琶湖の周辺も古いお寺が点在してますね。前にTVで紅葉中継をしてて、良い雰囲気のお寺だなあと思って見てたら、名は忘れたけど湖東にあるお寺でした。ただ、交通の便がすごく悪いそうっす。この辺りは新幹線や名神でしか通り過ぎた事しかないけど、まったり田んぼが多くて、でも文化財も多くて、独特の雰囲気ですなあ。

*興福寺・東大寺・新薬師寺・法華寺・海龍王寺・不退寺・久米寺(奈良)…行ったことあるのは超有名な興福寺と東大寺のみ。それも凄く昔。興福寺の国宝館は今でもよく覚えてて、阿修羅カッコイイ!とか観音がすげえデカイ!というミーハーでした。海龍王寺って確か奈良時代に作られた何十分の一スケールの五重塔(国宝)があるお寺じゃなかったっけ??日本人って昔っからミニチュアやフィギュアが好きだったのね(違う)。さすが萌大国日本!

*飛鳥寺・岡寺・橘寺(奈良・飛鳥)…ここも行きました。修学旅行で…(コレばっかやな)。飛鳥寺の飛鳥大仏は大好き!日本最古の仏像ですけんど、オリジナルの部分は一部しか残ってなくて、後は後世の補修で、しかも直した人の腕が悪いのでブサイクっつう可哀想な仏さんですが、逆にそれが1400年も生き残って来た証のような気がして、スゲエと思うのです。岡寺のトイレはワシが行った当時ボットンだったような気がする…。今はさすがに違うだろうなあ。でもそんなに汚くなかった。しょーもない事ばっかり覚えてるワシ…。

*観音寺・善行寺・西生寺・国上寺・浦佐毘沙門堂・西福寺・円福寺(新潟)…この旅はミウラ氏のお母さんのルーツを辿るって事で新潟になったそうっす。で、見仏記で即身仏初登場!新潟には日本で一番古い即身仏弘智大師(南北朝時代)と一番新しい即身仏仏海上人(死んだのは明治。掘り出されたのは昭和36年)がおられるのです。実はオイラ、一時期即身仏に凝った時があって、数少ない専門書を東京で買いました。だからこのお二人の上人さんの事は存じていたのですが、お二人とも民の事のみを考えていたというワンダホーなお方でした。ああ、見習いたい。でもワシにはまだまだ煩悩がある。貧しい民の為に即身仏になった上人さん達の物語を読みながらも、ワシは煩悩に悶えるのであった。「萌え!」と〜〜〜(汗)。

*羽賀寺・明通寺・国分寺・神宮寺・萬徳寺・多田寺・円照寺・妙楽寺(福井・小浜)…海のある奈良、小浜!有栖川有栖の火村シリーズ「海のある奈良に死す」の舞台にもなりましたね!あれは妄想あふれる話でした。勿論火村とアリスが、アーチチアチ(古)と…。話がそれた。死ぬまでには絶対行きたい所の一つです。何たって越前カニだしな!

何か長々と書いてしまった。
憂うべき事ですけど、最近仏像の盗難が増えてます。有名というよりも地方の名もない、でも古い仏像が狙われてます。その地方の人々がずっと守って来た信仰の対象を盗むなんぞ、ド頭に来る!
仏像じゃないですけんど、こないだ対馬で古いお経が盗まれました。
数年前にも壱岐のお寺で似た事件が起こって、その後壱岐のお寺にあった物にうり二つのお経が隣の某国で国宝になったなんて事もありました。
犯人が某国人でなきゃいいけどなあ。
そしたら帰って来る率はとっても低いっす。

いかん。危ないネタになってしもた。


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