| えりちゃんのおとうさんのこと |
うちの近所にはえりちゃんとえりちゃんのお父さんが住んでいます。 えりちゃんはえりちゃんのお父さんの娘ではなく、 孫でもなく、 犬です。
えりちゃんのお父さんは、アル中です。 家族はみんなにげちゃったので、 今の家族はえりちゃんだけです。 酔っていないときはえりちゃんといっしょに お散歩がてら道路のごみを拾ったりしていますが、 酔っているときは大声で何かわからないことをわめきながら 拾ってきた棒を振り回したりしています。
えりちゃんはおとうさんがアル中になる前から ずっと一緒にいる太ったおばあさん犬です。 お散歩だって当然紐なんてつないでいないのに、 いつもゆっくりとおとうさんにくっついて歩いています。 おとうさんがお店に入るときは、 「待て」 をされるので、初めはきちんと待っていますが、 すぐに寂しくなってお店に入ってしまい、 お父さんにしかられています。
えりちゃんのおとうさんはよく、 「えりこ、おまえがおるからわしゃあ、どっこもいけんがじゃ。 おまえがおると、なーんもできん。」 と、えりちゃんに愚痴っていました。 でも、いつもとても嬉しそうな顔で言うので 誰もその言葉をまに受ける人はいませんでした。
その日、いつもは家の前で座ってお酒を飲んでいるおとうさんと、 黙って座っているえりちゃんがいませんでした。 次の日もその次の日もいなくて、 ある日、お父さんだけが一人でお酒を飲んでいました。
その日を境に、お父さんはいつもひとりぼっちでした。
わたしは、えりちゃんのお父さんはえりちゃんが死んだらきっと一緒に死んじゃうんだろうなあとおもっていたので、 おとうさんが一人で歩いている姿がなんだか不自然な気がしてしょうがありませんでした。
どうするのかなあ、ホントの一人になっちゃったんだ。 と、ふと考えていた矢先に えりちゃんちの前を通りかかったら、 手のひらサイズのちっさい子犬を うれしそうにかわいがっている えりちゃんのおとうさんがいました。
おいおいだいじょぶかよおっさん…
ちなみにえりちゃんはシェルティでした。 子犬もシェルティでした。 出資者は誰なんだ…
スチームボウイみてきました。 なにがすごかったって、 上映中の異常なマナーのよさと エンドロールが終わるまで誰一人席を立たなかったこと あの会場内の雰囲気はすごかった。 夏冬ビックサイトそのまんま持ってきたかのような客層でした。
どうでもいいけどハウルもこれも、 ことしはなんだ。 城動かすブームなのか。
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2004年07月17日(土)
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