せんじんおんなさんにんとらんぷのうたげ

「トランプやらんけ」
M太さんはいいました。

そう、この集まりは「トランプだいすきM田さん」が主催のトランプの集まりだったのです。

M田さんはおもむろに100円均一で買ってきた、とても100円とは思えないプラスチック製とらんぷを取り出しました。
22歳独身女性のかばん(ブランド品)から、思わぬものが出てきたものだとわたくしとG太さんはおおいにうけました。
そして狂気の宴は始まったのです。


まずは恒例となった、「大貧民」とゆうゲームをしました。
わたくしはこれが得意なほうなので、2回ともいちばんにあがることが出来ました。
するとM田さんは、「もっと面白いゲームはないのか」
そう言い出しましたので、わたくしは一生懸命に幼い頃の記憶を掘り起こし、「ダウト」というゲームをおもいだしました。

カードを配り、順番に1から13までのカードを置いていきます。
ただし置くときは裏向きに置き、他の人には何のカードか見えないようにします。
たとえば自分の番のときに「3」を出さなければいけなかったとします。
しかし手持ちのカードに「3」はない。
そんなとき適当に「5」でも「9」でもいいので他のカードを出すわけです。
裏向きなので、他の人達はほんとうに「3」を出しているのか違うカードを出しているのかわかりません。
相手の顔色をみて判断するのです。
「違う、奴は嘘をついている」
そうおもったら「ダウト」と叫び、真偽を確かめるのです。

おおまかにはそんなゲームなのですが。
わたくしは案外こんなゲームにも強かったらしく、やっぱり毎回いちばんにあがることができたのでした。M田さんは2番G太さんは毎回ドベでした。
何回やってもこの順位。
眠くなって、寝て、起きて、そしてまたダウトです。
そして私は1位M田さんは2位、G太さんは何回やってもドベなのでした。

22さい、おんな、さんにん、どくしん、てつや、とらんぷ。です。
もう敵なんてないかんじです。



2002年01月19日(土)

生きてるってなあに / にこりん