■『松浦亜弥「気がつけば あなた」(初回版)と 』■
2005年09月22日(木)
Perfume「リニアモーターガール」を買いました。
フラゲではなく発売日購入です。 音楽好きのみなさんより、一日遅れの行動ではないでしょうか(笑)。
□ 事務所へ向かう電車の中で「気がつけば あなた」をリピート再生。
歌い出しだけ音量を下げ目にして、その後急に音圧を上げる(特にベース) ミキシングはなかなか効果的で、それなりの迫力を感じる。 曲調はどうということのない軽めのオルタナ風歌謡ロック。 スライドギターが印象的ではある。それなりの疾走感とスケール感は出ているかな。
歌詞で心を打つ部分はなし。ボーカルも安定はすれど、 松浦亜弥という歌い手の個性が出ているようには思えず。 しかしながら、彼女に与えられたここ二年ほどの曲の中では、 現代性という点で出色の出来の楽曲であることに違いはない。 じっくりとこの作品を愛でていこう。
c/wはモーニングの「出来る女」(「愛あらば IT'S ALL RIGHT」c/w)を 連想させる哀愁の歌謡ロック。ある種のブリティッシュ・ロックのテイストにも やや近いか。アレンジは鈴木俊介かと思ったらDaichi。へぇ〜。 「気がつけば あなた」は世間にとって、松浦亜弥というメジャーな ポップ・アイコン――この事自体に異論を挟む人は最早いまい――の中に、 「歌手」というエレメントが入っていると見なされているかどうかの試金石だと思う。 このクオリティで三位以内に入るかどうか。
おまけのDVDは未見。
□ 帰りの電車の中では「リニアモーターガール」。
ヤバイ、これアイドルのシングルじゃない! 曲調は以前にも書いたように 「ポスト渋谷系基調のピコピコテクノポップ」だが、クオリティが高すぎる。 三曲入りで捨て曲無し。大量の音楽的援用/言及に快楽を感じざるを得ない。 フックの効いた歌詞も脳裏に残る。
「見えるモノが全て 真実だけじゃない」(「コンピューター ドライビング」)
ジャケもまぁまぁかな。もちっとアイドルよりでも良かったかもね。 CGアートテイストが入り過ぎか。アートワークは「ビタミンドロップ」と同じ Triple-Oのよう。しかし、それは瑕瑾でしょう。 大衆芸術として一定の世界観は提示出来ている。売れるとは思わないけど 優れた作品。 十年後、どこかのフロアで鳴り響いてる音響だろう。
「アキハバラブ」ってのも買っておかないとまずいな〜。
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