■『【ネタバレあり】050910−ハロ☆プロ パーティ〜!2005 〜松浦亜弥キャプテン公演NEO〜@春日部市民文化会館(夜の回)を見る』■
2005年09月15日(木)
開幕戦は全く面白く感じなかった、「ハロ☆プロ パーティー NEO」。 しかし二週目は非常に面白く感じました!
何といっても音が良かったのが大きい! 開幕の八王子は音響が最悪でしたからね。中高音はこもるし、低音は響かないし。 MCがよく聞き取れない2000人レベルのホールってはじめて……
しかしながら、今日の春日部市民文化会館は、きちんと低音が響き、高音は綺麗に粒立ち、 ボーカルの肌理も味わうことが出来ました。
さらに、照明効果にも「ゴージャスなショー」というニュアンスを感じました。 先週の公演では場末間の漂う、「寂れた地方営業」という感覚を抱いたものですが、 今回はそうした感覚は全く抱かなかったように思います。 「ザッツ・エンターテインメント!」という遠心力を放つ、“金の取れる”ショーでした。
ライブ中に「いったい先週とは何が違うのか」ーーずっと自問自答していたのですが、 やはり単純に音の問題が大きかったと思います。僕の場合、席が近いとか、 レスをもらったとかいうことよりも、きちんとした音で聴きたい、という欲求が強いようです。 僕は万人に対して開かれた「ショー」を見たいんですね。だから、ディナーショーにも いまひとつ興味が沸きません。僕は遠くでもいいから「凄い物事」を見たいのです。 近くで「可愛いあの娘」を見たいわけではありません。 そうした開かれたエンターテインメントを可能にする必須の契機として「音」の問題は あるようです。黄金期のモーニング、松浦のように、存在自体に圧倒的なグルーブ、 熱量があれば、空間を共にしているだけでも、満足出来るということになり、 また話は別なのでしょうけど。
話がそれました。 コンサートは前半戦が終了したところで、℃-uteが登場。 ハードコアなヲタさんは歓喜する所でしょうか。紅白をモチーフにした衣装がフレッシュでした。 「行く!ZYX FLY HIGH!」「FIRST KISS」「幸せビーム! 好き好きビーム!」 「手を握って歩きたい」の4曲を披露。 これは嬉しいサプライズではありましたが、すべて口パクで、ショート・バージョン。 パフォーマンスに感じるところはあまりありませんでした。 もちろん、小動物としては非常に可愛く、観察甲斐のあるところではあります。 しかしながら、観客のテンションが最も下がったのは℃-uteの部分だったと思います (もしかしたら観察モードだったのかもしれませんが)。
℃-uteに関してはもうひとつ感じたことがありました。 以前から、感じていたことの再確認なのですが、 萩原舞から梅田えりかまでが在籍するデコボコ感は、どうしても往年のモーニングを 想起させるところがあります。ライバルと目されるベリーズはそれなりに粒ぞろい、 つまりはレベルの統一されたグループだと思います。 それに反して℃-uteは、きつい言い方ですが、残り組の寄せ集め。 「負け組み」という点でも、「寄せ集め」という点でも、「デコボコ」という点でも、 かつてのモーニングに近いニュアンスを感じるのです。 もちろん彼女たちには、旧モーニングのスケール感、崖っぷち感はありません。 小粒であることは間違いありませんが、この寄せ集め感が今後、 グループとしてふり幅になることを希望たいですね。
また、鈴木愛理が嗣永桃子化しているような印象を受けました。 ルックスとたたずまいと。キャラの方向は別だと思います (鈴木にはまだ確立したキャラさえない)が、 プロフェッショナリズムというのか。芸事に取り組む覚悟が近いのかな?
話は飛びます。Wの新曲はいいですね! ライブで聴いて完全にハマりました。 正直、tATuっちゃtATuだけどね(笑)。でも、安倍麻美「「Our Song」、 推定少女「Chewing Girl」とかと混ぜたら綺麗に繋げそう。 今年のハロー!作品では「紫陽花アイ愛物語」に次ぐ完成度じゃないですかね。 c/wまで完全に同じ曲調なのにはやや萎えですが……。
アンコールの「めちゃホリ」「可能性の道」はやはり疑問。 春のアカペラ〜「笑顔に涙」に比するとかなり感動は薄いように感じます。 「めちゃホリ」は「でっかい宇宙に愛がある」に匹敵するアンセムとなっているとは思いますが、 それなりにライブに参加しているヲタからすると、アンセム化しているからこそ、 鉄板の曲を持ってくる事が「手抜き」に映るのかもしれません。 ステージやら小道具やらで変わった事をすれば、また印象が違うのかもしれませんが、 それも特になし。
そして「可能性の道」は間違いなく独唱用の曲でしょう。合唱で歌ってもあの曲の感動が 増幅されるようには感じませんでした。それどころか、(技術的な問題もあるのでしょうか) 歌い慣れていない松浦以外のメンバーのボーカルにはやや不安定さを感じました。 この選曲には疑問を呈したいと思います。
しかし、トータルでは、一定のゴージャス感を保ちつつも出演者たちの親密な空気が 満喫できる楽しいライブではありました。 「ピ〜ス!」では、辻が松浦を持ち上げてましたよ!
□ すっかり放置してしまいました。 mixiではいっぱい書いてるんですけどね、日記。 こちらが更新されなかったのは単に手間の問題です。 いかんね、これじゃ。 今後は定期的に更新しますー。
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