ムッキーの初老日記
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| 2004年07月21日(水) |
ありがとうビ〇ター! |
「いく度季節を 見送ろうとも 忘れたくない 思い出がある。」
愛しのチーの名曲『青春�供戮琉貔瓩澄�
忘れたくない思い出を閉じ込めておく手段として、ビデオや写真がある。 だがそのどれもが永久ではなく、写真は色褪せ、ビデオは劣化する。
せめて自分が生きている間だけでも、手元に置いておきたい いつも見るわけでなくても、いつでも見られると思いながら暮らしたい。
そういうビデオが一本ある。 私以外の人間にとっては、無価値なものだ。 ただ私だけにとって、その価値がある。 もう二十年弱昔のもので、映像も劣化している。
先日DVDレコーダーを購入した友人が 「DVDにしたいビデオがあればコピーするよ」 と言ってくれたので、私はこのビデオを持参した。 そして本当に久しぶりに再生したら・・・切れた。 切れてしまったのだ。
もう、見れないのか。 もう、会えないのか。 あの時の喪失感を、なんと表現していいかわからない。
でもきっと直す方法はあるはずだ。 その古いビデオテープは、ビ〇ターの製品だった。 友人が市内にビ〇ターの大きい工場があるのを思い出し そこに電話をかけてくれた。そして状況を話すと
「多分直せると思うので、持って来て下さい。」
という返事。 私たちは切れてしまったテープを持ってその工場に向かった。 受付で事情を説明すると、ロビーで待つように言われた。 そしてすぐに、担当の男性がやって来た。
彼は私が差し出したテープを見て
「これなら大丈夫、直りますよ。10分位ここで待っていてください。」
と、そのテープを持って消えた。 そして本当に10分後、戻ってきた彼の手には 修理された私のテープがあった。
「これで大丈夫だと思いますよ。動作確認もしましたから。 良かったですね、大切なテープなのでしょう?」
そういってにっこり笑った彼の顔が、神様に見えた。
「あ、ありがとうございます!本当にありがとうございます。 ・・・あのう、それで、修理代は・・・?」
恐る恐る尋ねた私に、彼はまたにっこり笑って言った。
「ああ、結構ですよ。サービスです。 うちのテープを大事にしてくれて、ありがとうございます。」
(T□T)あ、あ、ありがとうありがとう!
そして帰り、入構証を返しに受付に行くと
「どうでした?直った?そうですか!良かったですね! 大切なテープなのでしょう?本当に良かったですね!」
と、我がことのように喜んでくれた。
なんと素晴らしい。 こんな誠実な対応をしてもらったのは久しぶりのような気がする。 これから先、なんでもビ〇ターの製品を使うことを心に決めた。
そしてその後、無事にそのテープをDVDにコピーする事が出来た。 しばらくはこれで安心である。 だがDVDも永遠ではない。 いつかこれも劣化したり、不注意から割ったりキズをつけてしまうかも知れない。 この世に永遠なんてものは、何もないのだ。
これから先このDVDを見るたびに、この日の喪失感や 友人の好意や、ビ〇ターの方々の優しさを、懐かしく思い出すに違いない。 思い出の上に、また思い出が出来た。

◆◇オッサン君の独り言◇◆
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ムッキー

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