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| 2003年02月10日(月) | 魅惑のチキルームに魅惑されず |
東京ディズニーランドが２０周年だとかで
ＴＶでよく特集をやっているが
東京ディズニーランドには、ひとつ悲しい思い出がある。
数年前。友人のキョーコが
「ねえ、ＴＤＬって、茨城県民の日は茨城県民の貸切りになるんだってよ！
バスツアーもあるし、みんなで行かねえか！？ん！？ん！？」
と、話を持ちかけてきた。県民の日に貸切り？ホントかー！？
と疑う私達に「ホントだって！マジ話！」と力説するので
それなら行ってみようかという気になり
私とオッサン君と、キョーコともう一人友人の計４人で
茨城県民の日のバスツアーに申し込んだ。
その年は、県民の日が土曜日と重なったので
会社も学校も（キョーコは教師）運良く休みだったのだ。
バスツアーは、水戸駅前から早朝出発だったため
キョーコとその友人は、前の日ウチに泊まった。
夜は明日の話でワイワイ盛り上がった。
だが。
もちろん『茨城県民の日は茨城県民の貸切り』なんてのは
キョーコがどこかから聞いて来たまったくの
ガセネタであった。
ＴＤＬに着くと、そこは超こみこみ・・・。
その上、茨城県民の日が重なっているため
もちろん茨城県民もわんさか来ている。
しかも、その日は雨だった。
皆傘を差しているので余計混んでいる感じがした。
キョーコ絶句。
「いや、あの、その・・・確かに貸切りだって聞いたんだよ・・・
････ス、スマン！！（Ｔ◆Ｔ）」
キョーコ。君は騙されたんだよ。一杯食わされたのさ・・・。
そして私達もね。アハ、アハ、アハハハハ(ﾟ◇ﾟ)(ﾟ◇ﾟ)(ﾟ◇ﾟ)・・・
私達は、もの凄い人、人、人の波を呆然と見つめながら
言いようのない虚脱感に包まれていた。
とにかく、来た以上は楽しもうじゃないか！！！
と気持ちを切り替えては見たものの
人気のアトラクションはどれも２時間待ち３時間待ち。
お土産コーナーは長蛇の列。
お昼のハンバーガー１個買うのにも３０分待ち。
その間にも、みんなの疲れた肩に雨は降る・・・。
２時間以上待って、やっとスペースマウンテンに乗り
３０分かけてハンバーガーを買い
人の波に揉まれながらお土産を買った所で、すでに２時。
私達のスタミナは切れてしまった。
バスツアーのため、４時までに集合せねばならない。
もう長時間待つアトラクションには乗れない。
疲れた・・・。とにかく温かい所に座りたい。
その時、『待ち時間５分』と書かれたアトラクションが目に入った。
もうなんでもいい、待つのはもういやだ！！
ここに入ろう。
そこは魅惑のチキ・ルームというアトラクション。
舞台の上で、南国の鳥や動物のハリボテがノー天気に歌い踊る・・・。
チキチキチキチキ、チキルーム♪
「・・・・・・」
全く魅惑されぬまま、約１０分のパフォーマンスは終わった。
せっかくフリーパスを持っているのに
入れたアトラクションは２つのみ！
チキルームに、２０００円は出した計算だ。
・・・・・・散々な一日であった。
皆疲労困憊のドロドロのヘロへロ。
この日、一番良かった事は
バスツアーなので、帰り運転せずに、寝て帰れた事だった。
◇◆ご存知オッサン君◇◆
