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2005年10月23日(日) なんだかも

萌えすぎて何が萌えなのかそうじゃないのかわからない。
そしてYGとRFを見に行かねば・・・。ていうかYGは付録DVDの話を聞いたので買わねば・・・。財布に今小銭しか入ってない。(おろしてこい)

今日はおいしいものをたんとご馳走様でした。予想していないほど家には台風が吹き荒れていましたので、そっちに害が及ばないといいなとひたすら願い次第であります。おお、おそろしや・・・。


久しぶりに指輪見た。私やっぱり何がどうあろうと執政一家が好きだって事には変わりないみたいです。父親から次男までどんとこい!全員可愛いです。
ローハンも大好きです。




本日の一文。
相方に捧げるちびっこサイゼル話。ゲームをやったのがはるか昔すぎて捏造ばっちこい状態になっています。いひーひー



ほら、泣くぞ泣くぞ。
サイファーは目の前の顔を見守った。
真っ青な綺麗な目が波に揺れてきらきらする海みたいに濡れる。
「泣き虫。泣き虫ゼル」
「泣き虫じゃねぇもん!」
ぽろり。への字に食いしばっていた口を開いた途端、涙が零れ出してその丸い頬を次から次へと転がって行く。
ほんのちょっと小突いただけだ。皆で砂浜で遊んでいても一人遅れているし転ぶし。
お前じゃまだから、あっち行けよ。
そう言って軽く頭を叩いた。それでこれだ。ほんとに軽くだから痛いわけないのに。やっぱりこいつ泣き虫だ。
「まま先生んとこ行けよ。お前いたら遊ぶのに邪魔」
次々と、ゼルが泣き出すような言葉が思い付く。ゼルは服をぎゅっと握って、泣くのを我慢して、でも出来ないんだ。
「じゃまじゃない」
「邪魔なんだよ。お前かけっこ遅いしさ。チビだし」
「チビじゃ…ねぇ…もん…」
ぐすぐす鼻をすすって、しゃがみこんだゼルは本当に小さい。同い年のセルフィより小さい、石の家では一番小さくて一番何も出来なくて、でも一番元気がよくてうるさくて。
「サイファー、またゼルをいじめてるの?」
少し離れた所で遊んでいた皆が、気付いたらしい。おせっかいなキスティスが怒った声でサイファーに抗議してきた。
「まま先生がいつも言ってるじゃない、皆で仲良くしなさいって」
うるせぇなぁ。サイファーは聞こえない振りをした。
「弱虫、泣き虫ゼル。」
足先で軽く小突くとゼルの泣き声があがった。ほら、ほんとこいつすぐ泣くのな。
「サイファー!」
ゼルの泣き声にキスティスがやめなさいよ、とゼルからサイファーを離そうとする。
アーヴァインが、泣いてるゼルに近寄って声をかけた。
ごしごし涙を振り払うゼルを立ち上がらせて何か言って。
「皆で遊ぼうよ」
そう言って、手を繋ごうとする。
セルフィも近寄ってきて、砂遊びしよ、と笑う。
何か熱いものが、サイファーの心の中に急に落ちて来た。夕焼けみたいに赤くて、火のように熱い。何だか嫌だ。すごく嫌だ。
キスティスを乱暴に振り払って、アーヴァインと繋ごうとしていたゼルの手を乱暴に取った。驚いたように、アーヴァインも、泣いていたゼルでさえ一瞬目を見開く。
「チビ。石投げ教えてやる」
ぐいぐい手を引っ張ると、後ろで皆が口々に何か言っている。
「サイファー、砂あそび…」
「砂遊びなんてガキだろ。石投げ、お前もしたいよな?」
石投げは、間違って誰かに当たってしまったら怪我をしてしまうから、とまま先生に止められていた。でもサイファーはそれが好きだったし、波を超えて時折波紋を作りながら飛んで行く石にはゼルも大喜びの遊びだ。サイファーは上手だったけど、ゼルは物凄く下手だった。だからいっつも、皆と離れてこっそり石投げをしてるサイファーに近付いては教えて、とねだるのがゼルで。でもいつもサイファーは、お前なんかにできねぇよと教えてあげる事をしなかった。
ゼルはサイファーに泣かされた事も忘れて、ぱちぱちとその真っ青な目を瞬かせる。
「教えてくれるの?」
「今日だけな」
「ほんとに?!」
ぱぁっとゼルの顔が輝く。なんだか晴れの日の太陽みたいだ。
「まま先生には言うなよ」
「うん、ひみつ」
「そうだひみつだ。」
引っ張る手に小走りになるゼルはそれでもすごく嬉しそうだ。
「石探すぞ。なるべくひらべったいやつだかんな」
少し胸を張ってサイファーが言うと、ゼルはきょろきょろとあっちを見たりこっちを見たり。
石を拾う二つの小さな影が、ふんわりと砂浜に浮かび上がって見える。
波が微笑ましくそれを笑うように、静かに静かに打ち寄せていた。


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