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妄想暴走オタク日記
| 2006年08月04日(金) |
奈落の底にあるもの。 |
▼19:56
今年も夏が始まりました。 ドッキドキの初日は松竹座へと行って参りました!んですが、いやー…感想…書かないとダメですよね…っていうか、自分のためにも書くんですけども。
5年目にして一周回って原点の、「ANOTHER」。 その意気込みというかやろうとする所は分からないでもなかったんですが、正直な所、「もうひとつのANOTHER」は回帰というよりむしろ、退化したかのような印象でした。今回、初回は外して初日��部からの参戦だった我々、早々に手に入れたパンフを読みながら勝手に先走って「興奮してきたー!」とかやってたんですが(笑)初回に入られたというAきらさんのお話を伺う機会に恵まれまして(その節はこちらこそ色々と…(溜め)…ありがとうございましたー!)、正直、微妙と仰るその意味を分かったような気がしました。
しょっぱなからネタバレで飛ばしますが、いきなりショータイムから始まる構成にまず戸惑ったのが一つ、それは客席全体がそうで、え、立つの?え、ノルの?状態で、それでも否が応でもテンションが上がる一階と違って、三階はとうとう最後まで座りっぱなしだったんですよ…!ありえない…!大体がそこでテンションガタ落ちだった我々、これまた話には聞いていた「ショータイム40分の後え、始まったの?と微妙な開幕すぐに幕間に突入」の意味もヒシヒシと感じましたです。ショータイムからの流れの歌途中でいきなりキレ出す雛ちゃん(この時点でトクマ?)に客席ザワザワ、失笑の中でいきなりトップギアのテンションで台詞を捲し立てられても、とてもついてはいけません。これはMCで雛も「そらお客さんもポッカーンやわなぁ」と言っていたように、ある程度は想定内だったとは思うんですけども。でも思いのほか客席がざわついて(少なくとも我々近辺は)、そのざわつきの中でいきなりは集中も出来ずに演者の台詞が耳を滑りまくる現実まで、果たして予想してくれていたかどうか。
やはり初めは何回か続けて見たいものだと思いつつ、ここ最近は特にそれも叶わない中、今年ばかりはもう一回見たいと心底思いましたです。もーだって自分(達)でもビックリしたんだけど、雛の台詞でさえ聞き取れないんだもん…!展開のアップダウンが激しいから、そのテンションについていけなかった感じです。おかげで萌えより先に頭の整理でイッパイイッパイで、とりあえず、自分的設定を組み立てないことには捏造も出来ません(笑)
そんな訳で、物語自体も分かったような分からなかったような、なんですが。「もうひとつのANOTHER」と言うからにはそこだけ律儀に模倣したかのような、ご都合主義なジャニ脚本。それぞれの人間的事情を抱えたメンバーが一つの船で難破して、各々自分や他人と向き合う、という分かりやすーくそれだけの話。なんだけど、例えばコウムラの人となりは殆ど語られないし、キャラ同士の接点も不明瞭。あえてそうしているのか、設定が甘いのか、まぁそこらへんはオタクは都合よく捏造しますが。
さて、ストーリー。 雛演じるトクマはコウムラ(=横)に連れられて乗った船が難破するという設定。会話から察するにトクマとコウムラは少なくともそこそこ顔馴染みであるらしい。コウムラにいつも「疫病神」と言われていたトクマは、そう言われるだけのエピソードがあるのかしら。コウムラに誘われて船に乗ったらしいけれど、炊事洗濯とこき使われて不満げ。でも昔、居酒屋のアルバイトをしていたので料理の腕には自信があるらしい。表のキャラとしてはちょうどネバランの寛司みたいな軽薄さです。上辺だけの付き合いが得意そう。対人的距離感に優れる。口数が多い。減らず口も多い。人見知りはなし。
しかし、そんなトクマはだからこそ、なのかな。彼の体内にもう一つの人格を抱えていて。 我々黒トクマと命名したんですが(笑)いたって急に出現する黒トクマは、トクマの本心をいとも簡単に晒す。背中を丸めて、ふらふらと覚束ない足取りで、その場にいる人間に片っ端から毒づく。それぞれの難点を抱える仲間を前に、攻撃的なまでにそれらの欠点を突く。目はうつろ、焦点は定まらず(そういえば瞬きもしてなかったような)、会話というより独白に近い。言いたい事だけ言ったらあとは引っ込む。傾向的に、一度出たら短間隔でもう一度出てくるらしい。その間の記憶はトクマには残らないらしい。
黒トクマの存在を、島に着いた時点でコウムラだけが知っていて。 賛同するでもなく否定するでもなく、じっと話を聞いてる。見ているだけかも知れない。言いたいだけ言わせて戻ってきたトクマに目を向ける。基本、トクマガン見だったので余裕がなかったんですが、一度だけ黒トクマ暴れ中(笑)にコウムラを覗いてみたら、目線を外していて。反らしていたんだとしたら、見たくない理由は何だろうと思いました。黒トクマをただ「見ていた」コウムラは、だけど最終的に、トクマに「黒と付き合え」と言うんですよね。言葉のニュアンスは忘れてしまいましたが(これから参戦される方、教えて下さい…!)黒を認めろと言うコウムラの矛盾は、横雛担にはクる所だと思います(笑)。弱者を憎むコウムラは、けれどトクマの弱さである黒を理解しようとする。その存在に対して優しいのは、何故だろうと思います。
ここ、もー横雛担さんは楽しみにしていて下さい!て感じなんですが、「トクマの闘い」というシーン。 もーパンフ見た瞬間「何と戦うのー!」「自分と?自分と戦うのかー!」と大騒ぎでした我々(笑)。予想通り(というかそれ以外ないだろって)舞台に1人残ったトクマが「なぁ、もう出て行ってくれ」と内なる自分に語りかけるシーン。おぉぉーここからね!とガン見体勢に入ったわたしの目先に、横ちょ…(一瞬素に戻る)コウムラの足先が見えた時の驚きがお分かりになりますか!エェエエー!コウムラがいるー!と思った瞬間もう双眼鏡とか覗いてられないし、トクマはもう頭抱えちゃっておかしくな(りかけてる)し、ぐるぐると人格を入れ替えて苦悩するトクマを前に、必死で叫ぶ、語りかけるコウムラの声色が、…あれは切ないと言っていいんじゃないかと思います。コウムラはトクマの何に心を動かされていたのかな。自分の何を重ねたんだろうか。単純に、同情だけじゃないといいと思う。そしてコウムラの声が聞こえないトクマが悶え苦しみながら奈落に沈んでいくのに差し伸べた手が、いつか届くといいと思います。
いや、すみません感想を書いているうちに自分の中で記憶を改ざんしている可能性もあるんですが…次に見て全然違ったらどうしよう(笑)。や、そういう妄想も出来る内容だったよ、程度に読んで頂ければいいんじゃないかと…すみません。(本当に)
や、何かこれだけ熱く感想とか語っちゃって、ものすごい満足したように見えますね…。 正直、終演後の飲み屋では「どう…なの?」「微妙…?」「何か頑張らなくてもいい気がしてきた」などとグズグズだったんですけどねー。とにかく台詞が聞き取れない、設定が分からない、と三人顔を付き合わせて探りトーク(笑)。「で、結局トクマは何がきっかけで二重人格に?」と考えた所で全員「さぁ…」「聞き逃した」的なね。(母親の病死?が直接的な元凶みたいですね。母親が胸を押さえて具合悪いのを知っていたのに早く帰らなかったせいで母親が死んだ(と思っている)とか…?理由付けとしてはちと弱いような気もしますが…まぁアナザーですから/苦笑) だから、コウムラの言う「疫病神」は揶揄半分救い半分というか、わざとそう言って笑い飛ばそうとしているようにも見…たら穿ちすぎでしょうか(笑)?よくある妄想で、コウムラは実際はとても優しい人だと思うので、その母のような愛で、トクマを見てくれているような気にもなれます。オタクですから!
おっと、放っておけばいつまでもコウムラ×トクマを語ってしまう。ので一旦送信〜落ち着きます。(私が)
おっとその前に。 噂のデジパーマですが、しょっぱなのショータイムで奴が出て来た瞬間「うわっ…」と絶句した我々でしたが、次の瞬間には「横顔はイケてる」「前髪がイケてる」「要するにオッケー」的に一曲でOK回答。わたしに至っては「分かった、今日から奴の事はマライヒって呼ぶ」と宣言する始末(笑)。わたし的には全然オッケーでしたよマライヒ!むしろトクマ的には黒が出た時振り乱す髪が、顔にかかってイイ雰囲気。そして(何故か)「heat is on」時の金ピカ衣装ではふわふわの髪がファーにかかってかわいらしい雰囲気に!…まぁ、そう思っているのは雛担だけかも知れませんがね…!しかし何がムカツクって、黒トクマスイッチが入った瞬間、客席的に失笑をされ続けたことかな…!だからやなんだよジャニオタ…!と思わず毒づいてみたりして(お前もな)、思えば毎度笑われる役どころだから慣れてます。それだけ毎度イイ役を貰ってるってことなんだと思っておこう。それだけ熱演をしているんだよ。あいつ一人芝居出来るぜそのうち(笑)と、心密かに楽しみにしつつ。
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