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妄想暴走オタク日記
「父上、」
小さく呼ばれた声に微笑んだクインスは、その細く美しい人差し指を立て、「いけない、アントーニオ」と諭すような口調になった。 「父上、と呼んではならぬと言っただろう?」 他でもないその、時。 禁断の、情事の時に父と呼ぶことは許されなかった。今、年齢を感じさせない透き通る美貌を綻ばせ、父は息子にだけ見せる柔らかい笑みを向けたから、アントーニオは瑞々しいその頬を薔薇色に染め、目を潤ませた。 「では、何と呼べばよいのです」 「おまえの好きに呼べばいい」 重さを感じさせない指先が、アントーニオの頬を捕らえた。両手を頬に添え、意識する間に唇が触れた。優しく啄ばむような口付けから、そのうちに深く深く、探るような口付けへ。やっと解放された時、アントーニオは殆どその場に崩れ落ちそうになって、やはり微笑いながらクインスに抱き抱えられた。 「…父上のキスは、葡萄酒の味がします」 ほう、と息をついたアントーニオは、ため息混じりに呟いて、父の腕に身を任せた。その息は熱を帯びて、父を喜ばせる。まるで出来の悪い我が子を慈しむように、また父上、と呼んだアントーニオを忍び笑いで許したクインスは、「そうだな、先程飲んだ酒がいまだ残っていたのだろう」とそう言いながら、 「おまえも飲むか?」 アントーニオを椅子に座らせ、傍らのテーブルからワインのボトルを手に取る。飲みさしのグラスに注いだそのままの動作で一口を含むと、アントーニオの唇からゆっくりと、その口内に流し込んだ。促されるがままに甘酸っぱいワインを飲み込んだアントーニオは、アルコールも手伝ってさらに頬を上気させながら、美しい父の顔を見上げる。
その、今飲んだワインが、いつにも増して甘美に感じたのは気のせいではなかったに違いない。
▼21:07
近親相姦は趣味じゃない、とか言ったくせに、もぅ手の平を返して父子愛です(ぅわぁ)
だって、父上のキスは葡萄酒の味がするらしいんですよ…!ベッドの中では父上と呼んではいけないと言われて、困ってしまうアントーニオとか想像したら普通にも、萌え、的なね…(笑)。そんなわけで(もぅひとりの)Aさんには責任を取って頂きたく。(しかしこんなところで訴えてもな)
そんな父子は相思相愛で問題ないんですが、それはもぅ、そんな麗しの(この際息子も込みで!)父子を周りが放っておかないよね!的に、今日は東と妄想に次ぐ妄想を(笑)。劇中、そぅ言えば雛ちゃんの笑い顔を一度も見なかったなって、カーテンコールでもいまだむっつりと唇を結んだ雛ちゃんを見て思ったんですが、そんなアントーニオの笑い顔はレアなのね。その笑い顔を見た人は幸せになれるという…(笑)もはや伝説的にそんな噂が流れてさらに大人気に(笑)!アセンズ中の大騒ぎっぷりにクローディオ王は嫉妬込みで異例のお触れを出したりね?曰く「抜け駆け禁止」とか…(平和な…)。舞い戻ってきた直樹はビックリですよ!「ぅわ、何やこれ!何の騒ぎや!」とか(笑)。そしてホープランドの森は、むやみやたらに城に近づくことは禁止、と言われたアセンズの民の「アントーニオ様の笑顔が見たい」願掛けで溢れてコンフィティとエルフィンは大わらわだったり。「ぅわ〜何これ!困るよなぁ〜もぅ〜 」「そぅや!俺だってあの人の笑顔は見たことがないのに! 」「ぇ? 」とかとか、そんなアホな妄想を繰り広げておりました。
それにしてもそんなRABU溢れる父子役の横雛は、役に入り込んだのか、それとも単純に役得か(笑)、昨日公演では互いの手を取りながら、とぅとぅ見つめ合っちゃったんだとか(レポ感謝)。父子の見せ場的そのシーンでは、アントーニオが手袋をしていたことを悔やんだ横雛オタは多かったことでしょう、というかわたしも素で呟いたし(本当)。華美な指輪をいくつも嵌めたクインスの指が美しかったから、余計に残念というか。横ちょの指はゴツい指輪がよく似合うと思います、ええ。
というかさすがにここに来て、アントーニオ切れが著しいです…早く見たい〜! 見たくて仕方ないっていうか、もはや悶えてます。なんかもぅ、普通に「かっこいいゥ」とか言えるもん(笑)。もぅ初日の私、アルバニーの「あなたを熱烈に愛する男が来ましたよ(指さし)」で何故か花道からアントーニオ、と勘違いし、出て来た直樹を見て「なんだ、兄貴か」とがっかりしたくらいでしたから…(すまん兄貴)。それぐらいアントーニオにめろめろだったってことで(笑)。それにしても同担にならともかく、他担にバカにされるのは何とも、気分はよくないものですね。わたしも人の事は言えないので、気をつけなければ。
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