妄想暴走オタク日記
| 2003年04月26日(土) | 今年一番のアレが出ました。 |
■２３：５２
アレ。そう、黒いアレです。
ちーさいのでしたが私の背筋を凍らせるには充分のそれを、去年買ったはいいけど使う機会がなかった泡で固めるヤツで仕留めました。最初に普通の殺虫スプレーを吹き、弱ったところに泡を吹きつける！これならあたしにも出来そう！でも角で吹き付けると結局、地味に一部がはみ出たりするので（恐）いやなもんには変わりないですなー。ああ、いやな季節になったよ…。
長々読んでいた『ブレイブ・ストーリー』をやっと読み終わりました。
正直ファンタジーというジャンルはあまり得意ではなかったので、上巻の途中は集中力が続かず読了出来るんかな、と他人事のように思ってたんですが、さすがは宮部みゆきとゆーか、下巻に続く頃には目が離せなくなってましたよ。毎日家に持ち帰ってた。面白かったです。これはおすすめ。優しいだけじゃないけど、美しいもの、あたたかいもの、力強いもの、そういうきちんと整頓された懐かしいものを見せて貰ったような。主人公のワタルが、気が付いたらとても強く男らしくなってて、そのことが嬉しくて、普通に泣いたなあ。最後、ミツルのと決別では泣きながら萌えてしまった…所詮あたしはオタクだな、と泣きながら苦笑しました。器用だね。いやいや、この世界観はすごかった。そして宮部みゆきは、いつも思うんだけど、とても堂々と、屹然とした結論を、最後に提示してくるのが気持ちいいです。そんな正論を、導き出す説得力がすごいと思う。なので読後が爽やかなのだなあ、とか今回も納得してみたり。もしなにも予定がない一日があったら、一日がかりで読んでみたらいいと思います。
さて、次はなにを読もうかな。
この辺も収集癖のカテゴリかもだけど、どうも私は一度はまるとそればっかり、の傾向があるので、ここずっと本当に宮部みゆきしか読んでない。読んでも読んでもまだ読んでない本がある、彼女のバイタリティに感謝かな、今のところ。いま気になってるのはタイトルだけで『ぼんくら』って本なんだけど（笑）、これもまだ文庫化してないんだよね。『ドリームバスター』もずっと狙ってるんだけど、2001年に出た本を今更ハードカバーで買うのもなあ、と思って二の足を踏んでいる。つい最近２が出たんだからそろそろ文庫になってもよさそうなのになー。どうなんだ戸熊書店。
