妄想暴走オタク日記


2002年06月09日(日) 気がつけばまたふたりいっしょ。

■1:32(※取り扱い注意模倣犯感想)(ちょーネタバレ)


ギャグですか。

公開初日の映画模倣犯を見に行ったあたしが上映直後に思わず口にした率直な感想でございます。
相方は「ダメだこりゃ!」と思ったらしい。要するにそうゆう感想で意見が一致したらしい。いやー…職場を定時ダッシュで飛び出してわざわざ片道1時半もかけて、しかもレイトショーにしか間に合わなくてこんな時間に帰宅するくらい頑張って初日に見に行ったのに…アハハン!(笑うしかすべがない)

以下ネタバレすぎにつき反転。

あたしは純粋に「模倣犯」とゆー小説が好きだったので、NゐくんとかT口くんとか関係なく、率直に思ったのはもう1回でいいな、と。やっぱりさー、どだい無理だったんだよ…あの超大作を2時間で収めるなんてさ。それでも違うものになってるだろうと覚悟して見に行ったのに、その覚悟もくじけるほどに別物っていうか、別物にもなりえてないってゆーか。正直あたしは森田さんがなにをしたかったのか最後まで分かりませんでしたよ…。なに、あれはNゐくんのプロモビデオかなんか?それでもそのNゐくん自体が半分くらいしか出てないわけだし、Nゐくんファンにも微妙にサービスし損ねてるっていうか。なんだろうなあ、あの超大作を2時間で収めるという無理ははなっから承知で、だたら削って削って森田さんが残したものはなんだったんだろうとか思うわけですよ。エピソードが変わるのはしょうがないけど、キャラクターの厚みがね、感じられなかったんですよ。主要人物がみんなペラペラしてたのがすごい、ショックだったのね。ピースもヒロミも有馬さんに至るまで、三人三様の重さとか厚さとか、そういうのにあたしはいちいち感銘を受けて、引き込まれてかき回されて、模倣犯という小説と何日も格闘したわけです。それが鼻息で飛んで行ってしまうくらいの薄さでしかありえなかったのが悲しかったなあ…。特に有馬さんがただの説教じじいになってたのがもう、あたし的に許せなかったり。あとは個人的に真一に肩入れしてる自覚があるので、真ちゃんの薄さもつらかった。あれじゃあただのアホの子だ…(ボンヤリ)。

真ちゃんの名前が出たところでT口くんにも少しは触れようと思うのですが、やー、相方がしみじみと「あの子は大根だったね!」と吐き捨てるほどの棒読みっぷり!欲目の入ったあたしでさえ「ダメだこりゃ!」と思ったんだからよっぽどダメだったに違いない。感想を言い出すとやっぱり愚痴っぽくなるんだけど、帰り相方とも語ったんだけど、真ちゃんをきちんと描こうとするならやっぱり樋口めぐみは外せないと思うんですよ。彼女の存在が抹消された時点で「宮部みゆき」の「塚田真一」にはなりえなかったんじゃないかなあ。あたしはめぐみに対することで徐々に成長していく、変わっていく真ちゃんの様子がとても好きだったのです。彼にかけた有馬さんの言葉も好きだったし、彼がピースに対して放った言葉も好きだった。そのへんがそっくり全部抹消されちゃったのはただ、勿体ないとしか言いようがない…。相方は最初っから「真一を中途半端に出すくらいならいっそ出してくれない方がいい」って言ってて、あたしもその意見には賛成だったけど、それでも個人的にT口くんは嵌り役だと思ってたので(大根は棚上げですもちろん)実写の真一をやっぱり見たいと思ったんだよねー。癒し系としての効果は抜群だったけど、それだけだったねT口くん…。豆腐屋で働く真ちゃんはかわいくてグーだったけどさ!

そうそう、真ちゃんといえばあたしのこの映画のザ・ベストは有馬さんの「こんなじじいでよかったら」だったんですが(笑)思わず吹き出してしまいましたスミマセン。相方はカズの「ありがとうヒロミ…こんなぼくのために」を流行らせたいらしいがあたしはむしろこっちだ!流行らせたい!こんなじじいでよかったら!

こんなに文句を言ってるのに肝心なことに触れてない。むしろ最大のダメだこりゃはそんなことじゃない。あの赤ん坊は一体誰の子だとゆーことですよ!そして死んじゃあダメだろうピース…。ピースは死んじゃダメなんだよ。なにも知らずになにも分からずに死んじゃいけないんだ。あれじゃあピースがただの人殺しだよ…ヒロミとカズを殺したのも解せない…事故だからこそのあの展開だったんじゃないのか。ピースってキャラが180度変わっちゃってるんだよなあ…。愛とか持ち出された時点で作品全体がとても陳腐に感じられちゃうんだよ。赤ん坊なんて、その象徴じゃないですか。それを有馬さんに託して許されちゃいけないでしょう。むしろ小説よりずっとずっと後味が悪かったですよ…きもちわるいよ…あれじゃあ。

ああでも、ひとつだけ喜ばしかったことがあるとすれば、見切れ王のT口くんがラスト見切れなかったことです(爆)。画期的だった!T口ファンはいまごろ祝杯ですったら!(笑)

大真面目に原作読まないで見に行った人の感想を聞きたいです…意味分かったんだろうか…昼メロもびっくりの展開の早さだ。やっぱりあれはプロモビデオだったのか。映像だけはきれいだったしね。


あー。ひとつの作品がこんなに納得出来ないのははじめてかもしれないよ…すみませんパッとしない感想で。それでもこれだけ一気に書き連ねた情熱だけでも感じ取って頂ければ。ははは。あーなんか…まだまだあったんだけどこれ以上書くと読んでるひとが気分を害しそうなので(もう害してますか)強制終了。ああ、でもヒロミのマフラーはいい色だった…。(関係ない)

さー明日も仕事です。風呂入ってダンベル体操して寝ます。おやすみなさい!


■■19:51


今日は午後から仕事が一段落も二段落もしたので、ひたすら模倣犯公式ページのビビエスを読んでました。途中でリタイアしたので賛否両論の否の方にはあんまり当たらなかったんだけど、やっぱり当面の関心度はかなりの割合でNゐさんファンにあるようです。なので感想もファン寄りのが半分くらい。ひとつだけT口さんの演技が最高だったみたいな感想があって思わず失笑しちゃったんだけど(笑)でももしかして、ある意味一番厳しいのはファンの目でもあるのかなあとも思ったり。少なくともやや斜めに寄ったファン(=私)は手放しに誉めたりってあんまりしないしね。まあ、それはいいんですけど。

一晩が明けまして、ふと思いました。
初回の感想がギタギタの場合、そのあとなし崩しに嵌る割合が高い私。
そういえば御法度もバトロワもそうだったような。そしてまんまと模倣犯ももう一回くらいなら見てもいいかなあと思っている。とゆーかもう一回見たいと思っている(笑)。いや、初回ってどうしてもスピードとか展開とかに飲まれがちだから、2回見てはじめて感想って言えると思うのですよね。今回もやはり、細部をもう一度見たい気がしてる。一晩明けてやっぱりこの映画は小説「模倣犯」のプロモーションビデオだと思うし、だからこそ曲解や誇張もあるのかなーと思いはじめてきました。だから、監督が拘ったであろう色彩や小道具をもう一度見直したいなーと思ったのでした。具体的にはピースの黒とヒロミの青とカズの黄色を。それから食事のシーンを。もっというなら肉の描写を。ピースとヒロミの食事シーンを見てて、肉とワインが象徴的だったなあと。あの赤ワインが血の象徴で、そういう意味でふたりは肉食だったのかなと思った。そういえばピースの別荘での食事シーン、カズだけチキンに手をつけてなかったのもそういう意味なのかもと勘繰ってみたり。あたしは森田さんの作品はパッと思い出せないんですけど(見たのがあるかも知れないし、全く見てないかもしれない)映像美に拘ってそうなイメージだったので。小説みたいにはっきりと雄弁じゃない分、画像のひとつひとつ、そのタイミングにいちいちいろんな意味を込めて、解読してみろって言われてたのかも知れないとちょっと思った。なんかね〜今になっていろいろときてる感じです。映画の感想って、見てすぐ言うもんじゃないよなあ。と最近本当に思います。まあ、感想つうか、今日のこれは考察とも言うのかな、むしろ。そもそもあたしはこうゆうのを考えるのが好きなんだよね。性格的にね。そして上の書き殴ったものもやっぱり嘘偽りないあたしの感想だから、消そうとは思わない。思わないけどさすがにネタバレ著しいので隠してみました。いまさら遅いって?すみません。

果たしてここまで逐一読んでくれてる方がどれほどいらっしゃるのかは分かりませんが、まあ、見た人の数だけ感想がありそうな映画かなと。公式のビビエスで2回みて初めて感想を言える映画って言ってた人がいたけど、そうかもしれないなーと思います。どのみち今週末の…プチオフ?になるのかな(笑)で2回目を見る(だろう)から、次はもう少し頭を使いながら見ようと思いますーって、見るんですよね?ユズりんさん?(聞くな)


うわー翔クラの感想を書こうと思ったのに日本戦がはじまる!(んっまだか)
えーと知らなかったのでとりあえずビックリしたんですが、かめが散髪(散髪言うな)してたわ〜!なんか…かわいいんだけど、すげえかわいいんだけどあのこはほんっとがりがりでごぼうで小顔なので、たいそう貧相なありさまに…アカニシと並ぶと本当に、大きく息を吐く感じで。や!でもかわいいです、悪くないです問題ないです。所詮あたしはかめ担だからね。ふふふ。

んで噂のアカニシ作詞のかつん新曲(?)をはじめて聞いたんですけど、いやーアカニシのお花畑を垣間見たわ…悪くない悪くないけどね。つーかおまえ林檎好きだろうみたいな。もしくはヤイコも好きだろうみたいな。(察して下さい(笑)) あれは曲の乗せ方が上手かったのかな。ニュートラルな浮遊感が面白くて好きだったなー。ちょっとずつだけど各ソロもあっていい感じ。好きかも。よかったです。あとあたし、思いのほかコーキくんの声が好きみたい。きれいな声してますよね。

あと…ああそろそろ試合が始まる。今回のぴーちゃんのソロがよかったと思うんですが、「夏のかけら」って誰の歌だったっけ…?須磨さんだったような気がするんだけど、それとも誰かのソロだったのかしら。まあいいんですけど、バックがかつんこそつかなかったもののJサポからABC、ヤヤヤまで贅沢に使ってて素晴らしかったです。ああでも、今回とーまがいなくてぴーちゃんがやや真顔気味だったかしら(笑)。個人的にはジミハセの噛みあわなさがかわいかったですよ、と。ああそうそう、ジミーの家にはNゐさんの等身大パネル(?)が常備されてるらしいですよ、と薫さんにチクリつつ。ではそろそろTVに集中します。さすがにね。


■■■22:41


ハァ〜勝ちましたね!やりましたねえ。いまTVではイナモのインタビューが行われてるんですが…いや、ベンゲルもいいけどせっかくいるんだから高原のコメントを…タカイナを…っておい、終わるんかい!(ツッコミ) いや、でも高原的には…複雑ではあるんだろうけど。いままでこのチームに関わった、選ばれた全ての人たちの上にいまのチームはあるわけだから、本当に、それを誇りにしてもう一戦も頑張って欲しいなと。そんな中にはコッソリ平瀬さんもいるわけですから。そうゆうわけなんだよ鈴木柳沢みたいな。いや、そんなことが言いたかったわけじゃないんだけど。おかしいなあ。ともあれ、4年前たったひとつの白星もつかめなかったチームが本当に確実に一歩ずつ階段を昇ってるんだなあと、感慨深く思ったのでした。見ててハラハラはしたけど、見ていられない、っていうんじゃなくてむしろ目が離せない感じ。すごく前向きな試合だったな〜と。いやほんと、よかったね。よかった。

それで気がつけば今回のスタメンにいなみょうじんが!
いや、それだけなんですけど個人的に嬉しかったので。いまだにあたしのベストオブダブルボランチですったら。ああなんて好きなんだ(笑)。でもイナモのゴールのときはがつんと飛びついて来た鈴木に目を奪われて、いなみょうじんをイマイチ確認出来なかった…クー、なんて地味なんだ明神!(そ こ が い い ん で す)


ところで悪あがき気味に今週末のショックのチケットを探して回ってるんですが、やっぱり高くて手が出ないヨ!2万出せばとりあえずのチケは手に入りそうな相場なんですが、2万円…そこまでして見るべきか?しかも2万では到底1階には行けなさげ(笑)。1列目センターなんて30万とかついてた。怖い世界だ…。そんで諦めてスサノオをちょっと探してみてるんですが、こっちはいい日にちがないっぽい。日が迫ってることもあるんだろうけど、大阪なら結構出てるのよね…誰か行かないかしら(笑)。でもあのちょー厚化粧を見る気はあんまりしないなァ…ははは。もう少し様子見てみよう…つーかその前にホテルだよ、ホテル…(アワアワ)。今日、青ちんに「るるぶ木更津ってないのかな」とゆったら「あるわけないだろう」と冷たくあしらわれました。ウン、答えの分かってること聞いてゴメン(笑)。



MAILHomePage
DiaryINDEXpastwill