感受性応答セヨ。
ただひたすら生きる。

2006年09月16日(土) 退院しました

2週間の入院生活がやっと終わりました。
まあ、私の場合は悪くなって入院というのとは
ちょっと違って、栄養指導を受けたり栄養剤を鼻から入れるのを
習ってみたり、小腸造影をやったり。
まあ炎症値もちょっと高かったのでそれも下げる努力をしてみたり。

恐怖の小腸造影は・・・前回よりもずっと楽でした。
ギャラリーも少なかったし、今回はIBD専門の先生が
担当してくれたので非常にお上手でした。
で、昔からあった回盲部(小腸と大腸の間)の狭窄(3箇所)が
だいぶ狭くなってまして。うーん、健康な小腸が
親指と人差し指で作った円くらいの太さだとすると、
私のその部分は女性の親指くらいの太さかな。
5回りくらい細かった。
ただ先生いわく、だからって一概に悪いとは言えないみたい。
もっと狭窄が細くなっている人でも状態をキープしている人はいるし、
逆に急に細くなって閉塞起こす人もいるし。
ここが難病のわけ分からんところですな。
でもほって置くともちろん、閉塞を起こす確率は高いわけでして。
もうまじめに食事制限をしなくては。

で、栄養療法のやり方のひとつに、栄養剤を口から飲むんじゃなくて
鼻から管を胃まで通して、そこから栄養剤を入れると言うやり方
(=鼻注)がありまして、今回それを習いました。
小腸造影のトラウマもあって、管を通すのなんか絶対無理!と
思ってたのですが・・・これがまた驚くほど楽だった(笑)
管がすごく細くてやわらかい(iPODのイヤホンみたいなの)せいか
初めてとは思えないくらい順調に入りました。
潤滑ゼリーも使わずに。
いやーもしかしたら子供のときに何でもかんでも鼻の穴に入れて
チョコの銀紙詰めて取れなくて耳鼻科にいったりしてたんですが、
そのときの訓練が実を結んだのかもしれないですね。
さすがにのどの部分の違和感や、チューブを抜いた後の不快感は
ありますが、一日3〜4パックを摂取するなら
飲むよりこっちのほうがぜんぜん楽。(私はね)

時間がたくさんあったので色んな事を考える
いいきっかけになりました。
それと、やはり周りは全員病人なので、比較じゃないですが
もっと大変な病気を抱えている人を見て
ああ、自分はまだ頑張れるな、と思いました。
私は抱えているのは『難病』であり、いつどうなるかも分からない。
良くなるかもしれないし、もしかしたら
腸を全部取っちゃったりオストメイトになるかもしれない。
併発する病気もたくさんある。
でも、今の私は、いくつかの制限があるにしろ食べる事が出来て、
状態をよりよくする手も残っていて。
何しろ周りの友達が理解してくれて、会ってご飯食べるときも
気遣ってくれる。
私が客観的に見て、どれだけ恵まれていることか。
それを痛感しました。
その状態をきちんと把握して、私も真っ向から自分の人生に
向かっていかないとな。

がんばります。


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