ナースなみのむし
ナースとしての仕事、
それも私のこだわっているひとつのこと…。
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2002年11月18日(月) 夜のゴミあさり

日勤の仕事を終えた後
今日は研修があった。
そのかたずけが終って
疲れ果て、手術室の更衣室で
へたっていたら
帰ったと思ったナースが一人戻ってきた。

どうしたん…?!

「コッヘルが一本ないって留守電入っていて戻ってきたんです(T_T)」

へっ?数えんかったの?!

「は…い……、じつは…」

うそ、手術室に残っている廃棄物の缶の中は見た?

「は…い……、ないんです」

ということは
うえええええ〜〜〜〜!!!
地下のゴミ処理場まで行ってあさらなくちゃいけないじゃん!

その手術は大腿骨の手術で、レントゲンも撮っているし
体内に残ることは断じてない。
ということは、
シーツを止めていた鉗子がそのままくっついて捨てられたということなのだ。

ほっておくわけにもいかず
一緒に探しに行くことにした。

薄ぐら〜い地下なんて絶対一人で行けない。

ましてや、なんだか分からないゴミあさりをするなんて…。
サ・イ・ア・ク…なのだ。

みつかるかなあ???

手袋片手に地下まで降りて
いくつか残っている廃棄物の缶をあさりはじめた。
この中に入っていなかったら
もうすでにスクラップされてしまっている。
そうなれば探しようはない。

ところが…
ねらいを定めてひらいた一つ目の缶から
見つかった。
それも、二本。

おいおい…
行方不明になったのは一本じゃなかったのか?

これは完ぺきに
気の緩みがあったのだろう。

本人もそれは自覚しているようだった。



よく体内遺存のミスがニュースにもなっている。
今日の場合、鉗子が体内に残ることはまずないのだけれど
それでも、こんなミスが大きな事故につながりかねない。

一瞬の気の緩みも許されることではない。
誰も、許してくれないだろう。



でも、
何か無くなった場合
それが顕微鏡でないと見えない針であろうと
たとえゴミ収集車をひっくり返そうと
見つかるまで探し続ける。


そんなナースたちがいることを、知って欲しいと思う。


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