テニミュ立海2あのこにズームイン




■赤也と元気
ついにテニミュに役者さんが出演してしまったというような衝撃を受けた。舞台演劇のあの振動、余波が‥‥
正直ね、なんでテニミュが何回も観られるかって、それはあの舞台上にあるリアルが少年漫画の地平だからです。テニスの王子様の世界としてのリアル。それは、そういう作品だからそれで正解なんです。観客はそれをたのしみに行っているのだから。でも元気くんの赤也はそこから少し抜けて、こっち側の世界のリアルに触っている。
初見以来『「この子が」赤也でよかった』とは常々思ってきましたが、あの独白劇を見て『この子が「赤也で」よかった』と思いました。切原赤也という特別な子を演じるからこそ、少年漫画のリアルを踏み越えることが許された。
そしてそういう「特別な切原赤也」を得てテニミュがより自由になったと感じました。

赤也つれづれ
・M1「潰えた夢でも語り合ってろ」舞台前面にずんずん向かってくる時の凶悪な笑顔がたまりません。瞳孔、開いとる。そして「涙しろ」と吐き捨てた後、横を向く時の凶暴な表情は背筋が凍ります。
・不二戦「あんた天才って言われてるんだって?」の『天才』っていう言い回しの馬鹿にしきった感じが最高。あと「隙みーっけ」の後のケタケタいう笑い声も最高。あと審判に注意された時の「ぅあーい」とか‥‥
・というか、いちいちあげつらうときりがないくらい、ひとつひとつの台詞がよく練られていて、受け答えがとても丁寧で、見ていて勿体無い気持ちになります。そうか、この気持ちが“有難い”か。ウォーター!
・カーテンコールでいつも真田と幸村の間で囚われの宇宙人。


■真田と兼ちゃん
風林火山のダンスは部活の後にコートでみんなで練習しました。
「ここが今回最大の見せ場だから」「舞台の成功はお前に懸かっている」とか言われて、一所懸命がんばりました。入院中の幸村が送ってくれたビデオ(振付・お手本:幸村精市)を見ながら‥‥
みんながすごく真剣につきあってくれるので、感動して泣いてしまったこともあります。よい仲間に恵まれてよかったです。
テニス部副部長・真田弦一郎

‥‥というわけでね‥‥感動をありがとう。兼崎くんの真田は、涙が出るほどいい男で、テニミュスタッフにはすげー宝物をもらってしまったなと思います。ありがとう大事にします。
真田の立派な脚が汗でぬらぬら光っていた時、真田のポロシャツの腹と背が汗に濡れて色濃くなっていた時、なにか凶暴な衝動に駆られました。
あとF.G.K.S.で真田がすぐ傍まで来たことがあって、隣にいたエイコちゃんの腕を掴んで震えてしまいました。だってすごくかっこいい‥‥一生の思い出にします。

真田つれづれ
・やはりBloodshotのダンスが秀逸です。出番が近づくと蓮二と二人でおくつを脱ぎ脱ぎして待ち、ベンチに上がる(※ベンチは土禁!)。「もう誰にも止められない」の辺りは手持ち無沙汰なのかひとり、手振りが余計。
そもそも蓮二だって靴脱いでるのに『後は任せた』みたいに肩をポンと叩いて自分だけベンチに乗る無神経な真田。ただ、蓮二と腕をクロスさせるキメポーズはかっこいいのですべて許そうと思う。
・「お前も行けよ手術室へ」のお歌が素晴らしい。なにって、真田に「怖くはないよ」「恐れなくていいよ」と『よ』で呼びかけさせたトンガリ先生は神。また、兼崎くんの歌声が優しいので、涙が‥‥。真田は乙女の夢。
・試合は鉄人。真田の高い技術力を見事に表現。特に、まっすぐ上に振り抜くショットのフォーム(ロブとか)が抜群の安定性を感じさせる。真田は、テニス上手いよ!
・F.G.K.S.がひとりだけタテ乗り。ジャスト四分刻み。ロッカー? 風林火山はそんな真田のリズム感に考慮して作曲されました。

真田ザベスト
・制服万歳!!真田のベスト万歳!! 真田はきちんとさん。
・「負けることの許されない王者!」のあとの振りが最高に面白い。しかし、この歌はいい歌だよね‥‥二部作最高‥‥
・帽子をかぶっていない真田は、坊ちゃんぽくてたまらない。ベストもたまらない。十五歳たまらん。


■精市と、幸村のレン
テニスの王子様が舞台化して本当に良かったと思います。精市が元気に跳んだり跳ねたりしているのを見ると、本当によかったなと思います。精市が絶対テニス強いのでうれしいです。幸せです。

精市つれづれ
・M1「オレたちが勝利で〜」と桃城海堂を囲い込む立海の中央で堂々と立ちはだかる精市の雄雄しさに震えました。そうか、この人がこの中で一番強いんだ!と直感で理解しました。
・ジャージ時の、前後にずらした後ろの足に極端に加重した立ち方。
・赤也の回想、ビッグ3にこてんぱんにされるシーンの幸村の一球目がサービスエース。サービスエース!もう死んでもいい。
・「俺は行くよ手術室へ」のストレッチャーの足許になぜか揃えられたスリッパ。一瞬しか履かないのに‥‥
・メイン曲の「ギリギリ!ギリギリ!」でジャンプしてラケットを垂直に振り下ろすところが素晴らしすぎる。
・F.G.K.S.のジャンプが高すぎて着地が間に合わない。バスケ部主将の跳躍力。滞空時間長すぎる。背チラが眩しすぎる。笑顔が眩しすぎる。
・同上「テニスに捧げた青春」でジャンプして振り下ろすショットが言葉にならない。


■ダブルス流し撃ち
・ブン太くんがすげーかっこいいので何度もびっくりしました。見るたびにかっこいい。
・一回、真田が赤也に向かって「たわけが」って言った瞬間、すぐ横でブン太のガムがぱんって割れて、感動した。
・Bloodshotでジャッカルが「しょうがねえなあ」みたいに前に出てきてブン太を手振りで呼び寄せるところがすごくいい。ぶんじゃさいこう。
・ジャッカルは本当いい奴。みんなに気を配って、超やさしい。ジャッカルを見ていると癒される。
・赤也の試合中の歌で、「立海大でナンバーワンに」のくだりでベンチを見るんだけど、ジャッカルが拳で応えていて胸が熱くなります。
・柳生もよくそこで掟のポーズをして応えています。
・柳生はすげーしゃべり。
立海ベンチは、小野くんがそうだからか、尻上がりに調子を上げてくる傾向があるわね。スロースターターというか。
・仁王くんには話かけてもらわないと話しかけられない。
・柳生の歌で「すごい あのメンタリティ」ってなんかいつ聞いても面白い。
・仁王がすごく純粋そうでいい子そうで困ってしまう。一幕終わりの立海のテーマ曲の、「おまえの想い感じて」のとことか、仁王を見ていると切ない‥‥
・そのあとの「俺たちはチームになる」で柳生に微妙に目を逸らされているところが別の意味で切ない。
立海大は!整列の間隔が!狭い! ぎゅってなってる。
・冬もだった気がしますが、F.G.K.S.のラストは大体仁王くんは誰かとジャンプ合戦してる。
・そんな恒例のジャンプ合戦に真田が誘われた日もある。真田ははしゃぎすぎていた。よほど嬉しかったのであろうか。
・その時の真田の背チラはすごかった。つーかまた緞帳ラインをはるかにせり出ていた。
・F.G.K.S.で客席に降りてきた時の馬場の客あしらいがたまらない。どういう意味なのか問い詰めたい。
・でも振り向いた時目が合ったのは絶対に気のせいじゃない。
・というあたりが魔性のナインティーン。
・余談だけどあいつの写真映りは変だ。天使のように映っている。
・いつもTシャツにロックなメッセージがプリントされているけどなんでですか?
・アップになっていると必死でピアスの穴を凝視してしまう。


ばーちょんのせいできりがなくなってきたので終了ー。

2007年08月25日(土)

閉じる