テニミュ立海ねたばれその2−

あいかわらずばれてない。



■手塚の私服のシャツがダサい件について

今回は私服があったんですけど、まず、乾の私服がすごくよかったんですよ。
遠くから見ると白いシャツと黒いパンツみたいだったんですけど、近くで見るとシャツは白地に淡い色の格子柄で、パンツも濃い茶で、実にさりげなおしゃれだったんです。
それと比較した手塚の私服(青いチェックのシャツに白いパンツ)のがっかり具合が、非常に手塚らしくて、ああと思いました。

あと越前を真田にぶつけるにあたって責任は俺が取りますみたいなことを言っていましたが、あれは結局「越前がつぶれないように責任を持ちます」と言っただけであって、決勝戦のS1を落とすことについては触れていないわけであり、あいつの目標は全国制覇なので、関東制覇にはそんなにこだわっていないんだよなと思いました。立海が「絶対関東制覇」と歌っていたのに対して申し訳ない。

ところでこの「その結果がどうであっても後のことは俺が全て責任を取ります部長ですから」ですが、今回の南ちゃんも映画の城田も言っている気がするんですけど、原作で手塚は本当にこんなことを言っていましたでしょうか。
27巻では「その結果がどうであっても‥‥部長ですから」って言ってるんですけど。


■乾海のからみが少なかった件について

淋しいと感じた自分に驚きました。何か物足りない。
逆にクライマックスのダンスで越前を挟んで乾と不二がシンメだった時に異常に興奮してしまいました。
青学は手塚と不二のツートップチームのように思われているけど、それは読者的な認識(あるいは青学の内部的な認識)で、恐らくあの世界においては手塚が断トツなんだと思うんですよ。天才不二に注目しているのは一部の目利きだけなんじゃないかと。
そういう意味で「手塚国光のチーム」を支えている、手塚の懐刀・不二と青学の頭脳である乾という青学三強の図式が‥‥


■引き続き、青学三強について

誤解を恐れずにいうなら、城田と相葉は塚不二なんですよ。そして南と相葉は超塚不二なんです。すっごく塚不二って意味じゃなくて「塚不二を超越した何か」という意味での超塚不二。
つまり表裏一体であるところの手塚と不二というか。手塚と不二の双生児的側面を表現する二人なんだと思います。純粋な他者たらざる手塚と不二というか。
そういう意味で南ちゃんの手塚はよりくにくに的であるのだなということです。
決して百合という意味ではないです。

物語としても、先の跡部戦は手塚と不二にとってある種の「隔たり」が描かれた試合だったんですよ。それが明らかになるのは切原戦を待ちますが。
そして立海戦の背後のテーマは手塚喪失です。いなくている手塚を描くことが、不二において表しているのは、跡部戦で「単に同種である」ことを否定された手塚と不二の「異質であるから表裏である」ところだと思うんですね。
二人の関係の本質が変化したわけでは決してなく、改めて見出された別の側面であるということ。そしてその発見が不二側から起こっていること。この二点の表現を、このタイミングでの『(キャスト交代に伴う)印象の変化』が助長していると感じられます。

というかむしろ、それがあったからこそ手塚と不二の関係の流れをこういった形で捉えることができたのでしょう。
たびたびミュージカルによって、私の内部の物語の再構築が起こりますが、これは好例です。


■黄金ペアがやってる件について

ぜったいやってるもんあれ。なんだろうこの昂揚感〜それがエクスタシーだよ英二!

みんな言ってるけど瀬戸丸がかわいかった。かわいいつうかエロかった。主観的なエロさじゃなくて、エロキャラとしてキャラが立ってた。
もともと私の中で菊丸はお色気担当なんですよ。キュート路線で、清純派を薫に譲ってしまっているので、差別化を図るためのお色気担当。いちご100%でいうと北大路さつきなわけです。
ちなみに大石が真中です。東条が手塚ですが、西野が乾だったので真中は北大路とつきあいました。
永山たかしの菊丸は同じフェロモン系でも「狙った相手に、ここぞという時に放出してオトす」という策略型で(さすが百戦錬磨)、瀬戸丸はいわば常時開放型なんですよ。無意識に全開みたいな。
足立はあれ、攻めですから。菊丸様ですから。

大石は土屋→鈴木→滝口と段々リアルになっていく様が恐怖です。
まずスタート地点は「人というか、人っぽいファンシーな生き物」だったんですよね。大石は本来、手塚と同じく精神体ですから、それは正しいことです。そして大石の場合それは大石様であることを指します。そういった意味で実写映画の木手くんがトゥティであったことは自然な流れですね。
それが鈴木になって、人の痛み成分というか胃痛的なエッセンスが濃厚になり、大石の「できれば桃城に呪いをかけ体を乗っ取って自分が試合に出たい」という欲望であったり「混乱に乗じて不二を亡きものにしようといつも機会を窺っている」というダークな面がはっきりと表れてきます。
そしてここへきて、そのすべての苦悩が無意識へと還元されたのです。しかし痛みを知った大石はもはやファンシーな生き物であり続けることはできない。人間という生々しい存在でありながら、精神体としての高みに座す大石様は、こうして降誕したのです。

永山土屋のなぜか一触即発感漂うギリギリペア。足立鈴木の青春ド真ん中ペア。そして瀬戸滝口によるニャンニャン(※自主規制)ペア。
黄金ペアの歴史を振り返ると胸に込み上げるものがあります。


■隆について

隆が旗を持ってセンターに躍り出てきた時、不二くんがポカーンとしてた。

渡部くんの小ネタが安定して面白いです。ほんと、隆がごめんね。


■六角流し打ち
・剣太郎がハッとするほどセクシー。時が止まるほどセクシー。ダンスの時の表情と腰の動きがヤバい。
・ダビデのTシャツに「花鳥風月」って書いてあるとこがリアルにダビデっぽい。
・黒羽さんさわやか。黒羽さん一発変換。
・サエ無駄にさわやか。その無駄さゆえ最早さわやかじゃない。
・いっちゃんかわいい。みんなTシャツかタンクトップなのにいっちゃんはポロシャツでちょうかわいい。
・木更津亮って、木更津淳がいなかったらとてもじゃないけど演技ができる情報量に達してない(ほとんど役者のオリキャラになってしまう)ところだよね。
・良くんはスロースターター。大体スチール撮りの時は丸くて、本番はじまるとしぼれて美しくなってくるし、ネタのキレも尻上がりによくなってくる。
・そのせいと言うわけではないけど最終日は、六角もしかして亮とサエがつきあっているんじゃね?ということに気付いた。


■伊礼彼方のセクハラ罪状認否
・そもそも六角戦で、ベンチで亮の髪をいじくっていた。
・そもそも六角戦で、ベンチで亮の腰を抱いていた。
・メモを見返すと六角戦で、さりげなく樹ちゃんの乳首を触っていた。
・15日、亮の髪を指でくるくるした後、毛先で自分自身の頬をこちょこちょしていた。
・15日、亮に耳打ちする時うつむいてむきだしの肩に口付けていた。
・サエの狼藉が気になって試合に集中できない。
・ダンスの振り付けで、不二が動けないのをいいことに思うさま股間を擦りつける佐伯虎次郎。
・サエっていうか彼方が悪いんだと思う。六角戦のバクステが早く見たい。



以上です。次回はサンシャイン公演後に総まとめミ☆

2006年11月29日(水)

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