雑記帳

2004年01月08日(木) ごめんね……

夜、夫が帰って来たのに、なにやらすぐに家の中に入りません。
こちらからドアを開けてみると猫と戯れ中(^-^;
まだ子猫で、白地に薄茶のぶち。尻尾の短い和猫でした。
寒くて震えながら、隙さえあれば我が家に入り込もうとそれこそ虎視眈々の構え。
向こうも必死ですから、訴えかけるその声、その目は本当に切なくて……
入れてあげたかった、飼ってあげたかった。
でもそれが一時の気持ちと分かっていたから、命に責任を持てないことが分かっていたから、本当に辛かったけど振り切りました。
夫がまず鞄だけ家に放り込み、そして自分も追いすがる子猫をまいて家に飛び込みました。
夫の話によると、この辺りを仕切っている猫が毎晩見回りに来るので、その時一緒に連れて行ってもらえるといいね、と言うことでした。
猫は、一晩中鳴いていました。

朝、夫がホタルに外に出ると猫はまだいました。
夕べは本当に寒かったから、鳴き声を聞いてひと安心しました。でも飼えるようになったわけではないので引き続きココロは鬼に。
この辺りは小中学生の通学路なので、同情した誰かが連れて行ってくれないかなぁ、と夫は出かけていきました。
他力本願のようですが、それしかないと私も思いました。
困ったのは娘。なんとか猫を入り込ませずに出すのには成功したものの、帰ってきたときまだ猫がいたら? ベランダから入らせなくちゃ?

そして、本当に猫は男子中学生に拾われていったようです。中学生何人かの話し声がして、しばらくして猫の声が遠ざかっていきました。
ごめん、ごめんね。可愛がってもらうんだよ……


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