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◇◆◇ 2006年03月15日(水) ◆
 ◆ 309―390 ◇◆◇





小田急線の 車窓に 映り込んできたのは

さくらに あの日の影を 重ねて見ていた 

あの日の 自分らしい 横顔でした。


――― 壱言 ―――
さくら ひらひら 舞い降りて 落ちて 揺れる 想いの たけを 抱きしめた
君と 春に 願いし あの 夢は 今も 見えているよ さくら 舞い散る

電車から 見えたのは いつかの おもかげ
ふたりで 通った 春の 大橋
卒業の ときが 来て 君は 故郷を 出た
色づく 川辺に あの日を 探すの

それぞれの 道を 選び ふたりは 春を 終えた
咲き誇る 明日は あたしを 焦らせて
小田急線の 窓に 今年も さくらが 映る
君の 声が この 胸に 聞こえてくるよ

さくら ひらひら 舞い降りて 落ちて 揺れる 想いの たけを 抱きしめた
君と 春に 願いし あの 夢は 今も 見えているよ さくら 舞い散る。