ちちやす日記   こんげつぶんきのうあしたかこぶん


2003年12月08日(月) 月齢14.5
 明日が満月。見上げれば月が、冴えた光を放っている。

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 出勤したら、机上のアロカシアがしおれていた。4本ある葉のうち、3本までが垂れ下がってしまっている。うわあ、水分不足だ! あわてて水を補給する。ほんとうは一晩汲み置きした水を使うほうが良いらしいのだが(2ちゃんの「ハイドロカルチャー」スレッドからの伝聞)、急ぎなので仕方ない。やがて水を吸い上げた茎が頭をもたげ始め、半日くらい後には葉が一枚をのぞいて直立するようになった。しおれたままの葉はダメになってしまったかも知れない。可哀想なことをした。

 ハイドロカルチャーの説明には、水位計が一番下まで下がってから1〜3日置いて、根を空気に触れさせたうえで水をやるように、と書いてある。1週間から10日おきくらいに水やりすれば良い、とも。根腐れさせないための措置である。秋から冬は水を控えめに、水はハイドロボール(土の代わり)に含ませる程度で良い、という記述もある。
 でも、うちのアロカシアは、結構ひんぱんに水をやらないとしおれてしまう。寒い時期で成長期じゃないはずなのに、もうひとつ新しい葉の芽が出てきているみたいだし。文献を盲信するよりも、実際の株の様子を見て世話すりゃいいんじゃないの、とは思うが、なにぶん素人なので何をするにも自信が持てないのだった。

 ただきちさんが仕事で不在。明日の深夜まで帰ってこられない予定。整骨院で揉まれて、ひとりでゴハン食べてお茶飲んで、トロトロに熟してしまった柿をすする(食べる、じゃなく)。柿は固いのも熟したのも好きだけど、今日のは熟し過ぎ。岐阜から大量に送ってきた柿が、毎日のように食べても、まだ10個くらいある。

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 ハヤカワ文庫JAから新装版で出た、野尻抱介の処女作『ヴェイスの盲点』読了。元がライトノベルなので読みやすく、素直に面白かった。シェフィールドの『マッカンドルー航宙記』を下敷きにしている部分がある、と「あとがき」にあって、その本が好きで、長旅のトランクに入れて持っていったりしている自分は、ほのかに嬉しく思った。

 最近ちょっと本を読んでいる。良い傾向だ、と思う。


かこぶんきのうあした
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