ちちやす日記   こんげつぶんきのうあしたかこぶん


2002年05月14日(火) ストマジ@1111km
 良い天気。梅雨入り前に乗っておこうとバイクの日々。ふと走行距離計を見たら、1111.2km。完璧な1並びではないが、ニヤリ。

 図書館へ。閉架から1冊出してもらい、同じ本の別版をもう1冊、書架から選ぶ。閉館時間になるまで一心不乱に読む。借りてもよかったが、登録カード持参するのを忘れたのと、なかなか返しにこられないからその場で読むことを選択。古い本でも保存状態がよく、検索もできるし、本の好きな人ばかりたむろしてるし(当然か)、図書館って素晴らしい。住んだり働いたりしたい。「司書になりたい」という、怠け者ゆえに実現できなかった幼い頃の願い。

 青梅街道沿いの家系ラーメン「相原家」。濃厚スープの家系なのに「こってりトリガラとんこつ」ではなく「あっさり醤油」を選ぶ。九条ネギと半熟煮タマゴのトッピング、ふつーに美味。鶏の油の甘い匂い。

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 片付けしていたら『メタルカラーの時代』の単行本が出てきた。『プロジェクトX』とは別の切り口での技術礼賛、こちらは過去ではなく現在から未来へ向けての事柄を扱っている。長いこと借りたままで最期まで返せなかった本。またひとつ見つかる心残り。どうしよう、ずっと持っていても良いもんだろうか。

 所用で実家に電話。なんでもないのに涙。発作みたいに止めることが困難な鳴咽。
 失ったもののことを考えないようにして日常を送ることで平静を保っていると、思わぬときに噴出する感情。傷に正面から向き合って克服していかないといつまでも治らないだろうし、正しい対応じゃないのだろう。が、生活を続けてゆくためには泣いてばかりいるわけにもいかない。つきつめ過ぎても考えなさすぎても、たぶんどっちも駄目なのであって、バランスを取ることの困難を知る。


かこぶんきのうあした
ちちやすになんか送る




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