親不知Xデイ
どうも3月中旬くらいから口の中を良く切るのが気になっていた。 原因は大体分かっていた。
親不知。場所は左上奥。
もともと歯並びの悪かった為に矯正をしていた頃撮ったレントゲンで、 この厄介すぎる親不知4つは、「100歩譲っても正常な生え方」とは言えない生え方になることに太鼓判が押されていた。 それもかれこれ6年前になる。 「生えたら抜こうね(にっこり)」と先生に言われてそのまま年月は経ち。 矯正も取れてしまいました。 それから4年が経った今頃になって! 環境が変わって大変なこんな時に限って!
ばきやろーっ(叫)
覚悟を決めた3月下旬。 数年ぶりに行った歯医者で別のところに数年ぶりに虫歯発見。 親不知を抜きにいったはずが、いつのまにか虫歯治療に変わり、折角腹をくくったその紐もほどけてはらりと落ちそうな今日この頃。
ついにその日がやってきた!(前フリ長!)
「仕事でしょ?大丈夫?」 と心配されるのをよそに、 「腹くくってもう一週間経ってるんですからさっさと抜いてください。これ以上待つと抜く気が失せます。」 と半ば脅して抜くことに。 まずは麻酔から。 ちゃき、と目の前に翳されたのはハンドドリルの小型版みたいなヤツにほっそい針がついているもの。 「これはねー。最新型の麻酔なの。痛くないからねー」 と言われ、口の中につっこまれる。
・・・はっ。
痛くなーい。(←「切れてなーい」調)
確かに痛くない!すごいぜ最新型!麻酔万歳!(←違) と思ったのもつかの間。 深くえぐるように麻酔器をつっこまれたら・・・痛い。
いたたたたたたたたたたたたたたたたたたたっ。
倒された椅子の肘置をぱんぱんと叩いて「ギブ」するも当然止めて貰えず。 かなり長い間麻酔針が刺さっていたように思えます。
それからが問題よ。
ペンチのようなものを取り出して、口の中につっこまれたと思ったら。
みしみしみしみしみしみし。
なんかヤな音がするの。頭に直接響くような。
がりがりがりがりがりがり。
削られるというか掘り出されているというか。 でも痛みがないから余計怖い。 聴覚だけでこんなにも恐怖心を煽れるもんやねんやー、と変に感心。 ああ神様。 願わくば全身麻酔でお願いしたかった・・・
がりがりみしみしとやられること数分。 がこっ、というとどめの音と共に親不知が歯茎から分離。 流石歯医者、後処置は早い。
一時間飲み食い禁止、当日入浴、飲酒禁止を言い渡されて 痛み止めの薬とともに帰宅。
家族が語らう中。 私は一人ずきずきする口をさすりながらナーバスになっておりました。
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