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| 2004年02月20日(金) ■ |
| 投書。 |
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水曜日のオリエンテーション時の学生の対応に対して投書がありました。 今週からね、病院の玄関の入り口を変えたのね。 今までの場所だと、患者さんの出入りで自動ドアが開きっぱなし、受付付近が寒すぎるということで、少し回り道する形になったのです。 すぐそこに受付が見えるのに、20メートルくらい回り道。 で、フロントサービスのおねぃさんと施設課のおにぃちゃん達が誘導のために立ってたんだけど、水曜日はそこに学生も立たせてもらってたのね。 一緒に誘導してたんだけど、その対応が気にいらなかったらしい。 車椅子や杖をついた人だけは一番近くの入り口(今まで玄関だった所)から院内に入れるようになってたんだけど、どうしてもドアが開くから人が通ってしまうという状況があって、学生はそのドアの傍らで「玄関はあちらです」と誘導していたのね。 で、その投書の人が書いたのを要約すると、 『自動ドアが開き、入ろうとしたところ、看護学生の方が「あちらへお回りください」と指差し誘導させられました。あのドアは外見的にハンディを持った“患者”しか通ってはいけないのでしょうか。看護学生さんは何を目的にあの場所に立っていたのか分かりませんが、検問を受けているようでした。フロントサービスの方がいるのですから、学生があのように患者を振り分けるようなことをするのではなく、見学として傍についていたほうが自然なのではないでしょうか。』 云々かんぬん便箋3枚! 確かにねー、言ってることは分かるよ。 オリエンテーションの時なんて、学生の対応も良くなかったのかもしれない。 でもさー。 職員だって、歩いている様子を見て振り分ける訳だしさ。 実習の仕方まで言われる筋合いないと思うんですけど、って感じ。 外来の看護課長さんも、「いろんな患者さんがいるっていうのを学生に学んでもらえればいいのよ。入り口云々の話は、病院側の問題なんだから」って言ってくれたのでありがたかったです。 ま、学生には問題提起してカンファレンスし、自分達が至らなかった点を再認識できたから、いい教材にはなりました。 でも、実習させていただいてる立場としては、こういう話は上に通さなくっちゃいけなくて、いしじゅんせんせに報告、実習終了後大学まで戻ってたけちせんせいに報告、そしてたけちせんせいから学部長に報告、学部長が看護次長に電話で謝罪、教授先生が病院まで駆けつけて来る事態となってしまいました。あはは。 看護次長さん(総婦長の次に偉い人ね)も外来看護課長さんも、話がおっきくなってびっくりしてたんだけど(笑) 「ぜんぜん問題にするようなことじゃないのに、わざわざすいませんでしたね〜。(苦笑)」って感じ。 こういうことが起こると、いつも臨床と大学側の温度差を感じる。 きちんと話し合うことは必要だと思うけど、大学側が過剰に反応しすぎじゃないかって。 明らかに学生に過失があった場合は別として、 実習生を受け入れてる以上、看護師なり病院側がフォローするのは当たり前だと思っているし。 何かあったときに過剰反応するより、常に教員と臨床側がきちんとコミュニケーションをとって、考え方の違いは埋めておく方が重要だと思うんだけどな。 考え方が甘いのかしら。 でも、確かに外来という場所は、ほんとにいろいろな人が出入りする場所で、患者さんとの接点が病棟のように連続していないから、対応には細心の注意を払わなければいけない場所だと思っています。 最近の学生には難しい面もあるかもしれないけれど。 親以外のオトナと接したことがほとんどないような子が多いから。 そういう意味でも、病棟では決して学べないことを学べる場所だと思っているんだけどね。 こういう投書をもらうと難しいなぁ、と思います。。 ま、今回の件に関しては一件落着したからいいか。 エンピツ↑投票ボタン 投票してくれると夢にお邪魔します(嘘) |