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2003年05月21日(水)
いまどきの学生さん。

ぺっぱー@7時半から会議(涙)です。

中途半端に時間が空いてしまったので、日記更新しよう。
どうせ帰りも遅くなるし。
 
今日、調べ物をしていて
なるほどーというものを見つけた。
 
あるセミナーの報告で、鈴木英一氏という大学教授の話の中に、
いまどきの学生像があらわされていた。

「教師と学生・・・学部教育を考える」というテーマらしいのだが、
“学生はどのように多様化しているか”という項目があり、
“資質面”として下の9項目が挙げられていた。

1)授業によく出席し、生真面目であるが、深みがない。
2)学習の内容・価値を認識しないで、学習する傾向がある。
3)行動・思考が多種多様である。
4)頭でっかちである。
5)思考・行動の幅が狭い。
6)フィールドワークが嫌い。
7)本を読まない・知的好奇心が欠如している。
8)失敗を恐れすぎる。→受動的である。
9)入学時には能力の差は小さいが、学年が進行するに従って、差が大きくなる。

ぅぅ〜む。

言葉としては、ちょっと激しいかなって言うのもあるけど、
当ってるなーって言うのがあたしの感想。

(この日記を読んでいる学生さんは、気分悪くするかなあ。)

もちろん、全部が全員に当てはまるわけではないですよ。
でも、当てはまる学生が増えてきているのは確かなような気がする。
 
これは、時代が悪いんだろうなって、そんなふうに思ってみたり。

話を聞くと、大学に入るまでは「与えられる」教育を受けているんだもの。
新聞を読まなくても、図書館に行かなくても、目と耳から情報は入ってくるし。
失敗して痛い目みないように、誰かが助けてくれるし。

大学に入ってから急に「自分で考えて行動しましょう」って言われても、
できない子はできない。

だから、鈴木教授は、導入教育や基礎科目にじっくり時間をかけ、
大学4年間かけてじっくり学ぶような体制が必要じゃないかと述べていた。

4年次が卒論と就職活動で終わってしまうのはもったいないと。

確かにそうかもしれない。

でも、うちの大学の場合は4年間みっちりだけど(笑)

大学入学と同時に職業がある程度決まってしまっているっていうのは、
なかなか厳しいことなのかなって気もするしね。

18歳の子に向かって「あなたは看護師になるんだから、云々・・・」
なーんて言うのは酷なのかなぁ。

ま、でも、現状として仕方ないんだけどね。
そこは、学生に耐えてもらわないと(笑)

んで、あたしたちはあたしたちで学生の多様化や質の変化はもう受け入れるしかないんだけど、
そうすると、マスでの教育はすごく難しいと思う。

学生個人に合った関わり、学ばせ方が求められてるんだろうけど、
あたしたちはどっちかというと、底辺にいる子やはみ出した子に気をとられてしまって、
“もっと伸びたい、学びたい”って思っている子にまで目が届いていない現状。

難しいっすね。





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