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2003年04月20日(日)
伝えることは、知ること。

自分の気持ちを伝えること、
相手の気持ちを理解すること、
相手の気持ちを動かすこと、

ぅ〜ん、難しい…。

と思っていたら、Reiko katoさんが、“プレゼンテーションのコツ”という日記をかいていた。
(勝手にリンク、すいません)

勝手に要約させていただくと、
・プレゼンテーションをする相手(社員)に説明内容をあわせる。
・そのためには、相手が何を求めているのかを事前にリサーチする。
・スタッフ間でも、打ち合わせは十分にしておく。
というところでしょうか。

この日記を読んで、先日の病院実習の時に、外来の課長(いわゆる婦長)さんが言っていた言葉を思い出した。

「受診者が何を求めて、この病院にきているのかを理解して、まずは、その目的を達成できるようにすることが大切なんです」と。

例えば、自分は胃が悪いと思って来院した人には、消化器科にかかってもらうということ。

当たり前じゃん?
と思うでしょうが、外来の受け付けで受診科の相談にのる時に、
例え、胃じゃないと分かっても
「その痛みは、胃じゃなくて、筋肉痛ですよ」
とはいってはいけないっていうこと。
 
病気の情報って、問診85% 実際の診察10% 検査5% って言われるくらい、
話を聞くだけで、大体の事って分かるのね。

だから、看護師の問診の時点で、ある程度の病気の様子がわかることが多いのね。
もちろん診断は医師の仕事だっていうのもあるんだけど、
受診する人に満足して帰ってもらうためには、希望したところにかかってもらう。
 
それで、胃に問題がなければ、次の科にかかってもらう。

でも、人によっては、「2つの科にかからせやがって。最初から分かってて詐欺だろ。」みたいに思う人もいるのも事実だから、
受診科の案内をする時に、最終的には自分で決定してもらうのが基本なんだけどね。
「こういう痛みは、胃ではないように思うんですけど、胃が心配だったらまず消化器科にかかって、もし違うようだったら他の科の医師の診察も受けられますよ」

というようにね。

病院も、サービス業ですから。
受診者さんのニーズに合わせないと(笑)




授業も同じかなぁ。

学生の学力や特性をリサーチして、
教えたい事が理解できるような授業展開をする。

そのためには、何を教えたいのかを明確にしておかないと、
ぼやけた授業になってしまうし、
演習は、数人の教員で学生を見ていくから、
打ち合わせをしないと教員によって差ができてしまう。

あたしたちは、上の先生が立てた授業案に沿って教えていけばいいんだけど
この打ち合わせって、結構大変。
教えたいことはなんなのか、どこまで理解してもらうのか、
あたし自身も理解する必要がある。




まずは相手がどんな人で何を求めているのか、
それを知ることが伝えることの始まりなんでしょうね。


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