今日の午前中に起きてしまった脱線事故の余波は、 私の帰りの電車にも残っていました。 隣の路線で起きた事故のせいで、 ダイヤは乱れ、駅に人々は彷徨い、 やってきた電車はいつもの半分しか車両がなかった。
ぎゅうぎゅうとつめこまれた。 乗客はなんだかカサカサしていた。 鞄が当たっただの、半歩譲らなかっただので、 口汚く罵り合っているひとたちがいた。 見た目どちらも本当に普通の人で、 こんなことで叫びあわなきゃならないことがとてもかなしかった。
一刻もはやくやめてほしかった。 でもどうしたらいいかわからなかった。 結局、何もできなかった。
買い物に行った。 家に帰った。 うさうさが待っていた。 ごはんをあげた。 お風呂はいった。 日記を書き始めた。 そして終わったら、 お布団を敷いて眠る。
そんな平日。
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