forget-me-not

2011年10月09日(日) 晴れ、ときどき胃薬。

こちびは順調に大きくなっている。
最近、声を立てて笑ってくれるようにもなった。

首もほとんど坐ってきた。

もう間もなく3ヶ月。
まだたったの3ヶ月。

育休生活はだいぶ慣れてきたとはいえ、
ここ最近は度々原因不明の胃痛に悩まされ、胃薬が手放せない。。

妊すぐ、赤すぐで読むハッピー子育て中心生活と
なんだか微妙に違う現実。

まあでも、現実なんてこんなものか。

先日、育休手当てが振り込まれてだいぶ金銭面でのストレスは
軽減されたように思う。

自分に稼ぎがないと、ショッピングに行ってもカフェに行っても
本当に味気なくてつまらない。根っからの貧乏性だからか。

専業主婦の友達はなんで毎日あんなに楽しそうなんだろう。

夫の稼いだお金で洋服や友達とランチなんて、
想像しただけで胃痛がしてくる。。。

なんで私は楽しめないの?

なんかの病気なんだろうか。

夫に甘えられない。甘えたくない。
自分の食い扶持は自分で稼ぎたい。

専業主婦は本当に性に合わない上に、性に合ったふりをすると
私の場合、体調を崩すことがわかっただけでも収穫か。

・・実母との関係も相変わらず。

うちはお姑さんが恐ろしく器用で卒のない人なので、お姑さんと
関われば関わるほど実母がいかに不器用で、でも不器用ながら
今まで私を一生懸命育ててきてくれたかが理解ができた気がする。

例えば、お姑さんはいつも我が家に来るときは健康を気遣って
新鮮な野菜、果物、手作りの煮物やたけのこご飯等、山のように
こさえてきてくれるのに、うちの母はなぜか持ってくるのは
産褥期でもハンバーガーのテイクアウトや、実家でいつも倉庫に
転がってるうどんのダシの箱や、即席赤飯のパック等。。。

比べても仕方ないのだけど、何をとっても
お姑さんに軍配があがってしまう。

父が亡くなって間もなく、ということもあるんだろうけど、
それ以前の問題だろう。

父が亡くなってから母も一気に老けてきた。
特に悲しくなるほど首に年齢が出始めた。

今日も実家に行ったら、ソファの隣に聖書と老眼鏡が。
ベッドルームの棚にも宗教関係の本がずらり。

・・母も答えを日々探しているのだろう。

今日は夕方、父の仏壇に挨拶をしてから帰ろうとして夫とこちびと
実家のドアを出た途端、それまで晴れていたのに突然、大粒の通り
雨が降り始め、再びリビングに戻って雨宿りを余儀なくされた。

実はこれ、2回目。

孫の誕生を楽しみにしていた父が、もう少しゆっくりしていけば、と
言っているような気がして仕方なかった。

痛みもない、苦しみもない世界で
父は心穏やかに暮らせているのだろうか。

貧しい大家族の家で育ち、精神を病み、人の気持ちを汲むのが苦手で
友達もおらず、社会からも遠ざかり、夫にも先立たれ、実の娘からは
毒親呼ばわりされる母。

少し前まで、いつも明るく元気で父にわがまま言い放題だった
末っ子タイプの母が、孤独でさびしい老女になってしまった。

親孝行しなくては、と考えるたびに、しくしくと胃が痛む。

まだまだ今年も試練が続くのか。


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菜穂香 [MAIL] [profile]

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