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2004年06月17日(木) 第209話 「死霊の村」


第209話 「死霊の村」

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【今日のお言葉】

    バクラ 「まぁ…こんな死霊どもの恨みなんぞ…元からオレにはどうでもいいんだけどよぉ…」


↑上記のセリフを聞くまでは、『復讐のため』にバクラは王家に対して戦争を仕掛けていると思っていましたが…どうも違っていたようですね…。
私は権力欲や支配欲より「同族の恨みを晴らすために闘う男」なんてタイプに弱いので、今日のセリフを聞いてちょっと失望しました。
闘志の燃料は背負うモノが大きければ大きいほど燃えさかると思うんですが、個人の我欲に満ちた願望程度じゃ炎の大きさも大したことがないわけで、死霊の恨みをないがしろにするようなセリフは、いかがなものかと思いました。


ファラオが生きていたと知った瞬間のアク爺…。
もう少し”愕然”とした感じが欲しかったな…。
確かに周りにバレてはいけない事だけど、手が震えるとか足が震えるとか…。
アク爺にとってファラオ生存の知らせは殺意を増幅させるキッカケになるのだから、今回の演出は物足りなかったな…。

千年アイテムは『正義』なのか『悪』なのか?
バクラの言い分、マハードの言い分、今週はどっちも聞けて改めてこの問題を王様がどう考えるのかに注目していたのですが、あれですね…「やっぱり謝ったりしないんですね…バクラに…」
死ぬほど思い悩んだカノン王…この時は村人全員が死んだと思っていたから謝る事はできなかったけど、とりあえず王様の目の前には生き残りのバクラがいるんだから、やはり「謝罪」くらいしてもいいんじゃないかと思うが、やはりファラオは神だから、己の行動、己の父が犯した罪に対しても非は認めないんだね…。
っつかバクラもあっさり示談に応じて、慰謝料代わりに「オレ様と結婚しな!!」とか言ったりするのも楽しいような気がするのぉ(笑)

『王子! 一緒に水浴びしましょう!!』と呼ぶマナ…。
ボバサは服を着ていたけど、マナはまず脱いでくれないと…。ついでに見せてくれないと…(*^_^*)


★三途の川から甦った王様の前説!★
    バクラを倒したと思ったのもつかの間
    突然、時が巻き戻り…
    オレは千年パズルを奪われ
    谷底へと落とされてしまった!!
    気を失ったオレは
    夢の中で父の記憶を思い出していたのだが
    目が覚めると目の前にハサンと名乗る男が!
    『大邪神ゾーク』
    それがオレの真の敵なのか!!!


    今日はなんかテンポが変だな…と思い、ちょっと調べてみたら、5週分をこの回で消化していましたよ…。
    なんという駆け足…。
    っつーか、急ぎすぎじゃないですか?
    だから全体に細切れな感じがしたし、描き切れてないシーンも目に着きました。
    特にマハードがカノン王を語る辺りとか…

    変な骸骨兵士登場には笑ってしまいました。
    亡霊じゃなく、実体化しているのがさらに苦笑。
    こういうのは子供が喜びそうですね。

    モンスターが生き生きとしていたのが良かったな〜。
    シャダの精霊『双頭のジャッカル戦士』や『ディアバウンド』も肉付き良くて好みでした(*^_^*)

    というわけで、今日の感想も薄味で!

★おおぉ〜やっと社長が登場だ!!★
    エジプトの空を飛ぶ青眼戦闘機!
    眼下にはギザの3大ピラミッドと青く光るナイル川
    シュゥゥーンと青眼ちゃんが砂漠の上に砂塵も巻きあげず静かに着地 (ありえねぇ〜!!)
    コックピットから降り立った社長が向かうのは、イシズ姉さんの職場、謎の美術館だった!!

    玄関前で待ち受けるイシュタール姉弟+リシド

    社長:ふ〜ん! まるでオレが来ることが分かっていたようだな…
    (そりゃぁ〜そんな戦闘機で上空を飛んでんだから、悪目立ちするでしょうねぇ(^_^;))
    だがお前たちに用はない! オレが用のあるのはあの中にあるモノだぁ!!
    イシズ:残念ですが、あそこにあなたの求めているモノはありません
    社長:なに!?
    イシズ:この美術館に展示されている石版はレプリカです。本物は本来あるべき場所に戻しました
    社長:どこだ!? それは…
    イシズ:それを聞いてどうしようと言うのです?

    (胸ポケットから千年眼を取りだした社長)

    イシズ:それは!?
    マリク:ミレニアム・アイ!!
    社長:こいつをオレに渡したバクラという奴はふざけた挑戦…それをオレは受けた
    マリク:バクラ!? ボクたち以外に千年アイテムの秘密を知っているのは奴だけ…
    そうか!! もしかしたら奴も…姉さん! 
    イシズ:お行きなさい…瀬人…石版の元へ! あなたもまたそこで真実を知るでしょう
    社長:ふん(無表情&無感情)


    なんだかな〜。つまらないシーンでしたよ。
    久しぶりの再会! そりゃ〜あの社長が「よぅ!! ひさしぶり★」なんて言葉は死んでも言わないだろうが、あまりにも淡々としすぎて泣きそうでした。
    出迎えたイシュタール姉弟+リシドも無表情…。
    「何しに来たんだ?」くらいは言っても良いんじゃないかな…。
    イシズ姉さんも以前のような迫力がなくて寂しい(/_;)もっと男前な姉さんが希望〜

    相変わらず変な場所に建っている美術館(笑)
    目の前が砂漠だし…(^_^;)
    以前、マリク+リシドが押し入った以来の登場ですね。
    しかし、イシュタール姉弟+リシドは石版の遺跡(王の葬祭殿)からいつ戻ってきたんでしょうね。
    というか、この美術館自体が葬祭殿の横にでも建っているのかな?

    ものすごく静かに着陸した青眼ジェット機(笑)
    機上から見下ろしたギザの台地…どうも5000年前くらいの地形っぽいです。
    ピラミッドにナイル川が近づきすぎているんですよね…。
    それとも増水期の写真でも参考にしたのかな…。
    だとしたらスタッフはアスワンハイダム建設以前(1960年以前)のガイドブックを参考にこの絵を描いたことになりまする。

    そしてモクバがお留守番であることが判明!!
    この兄弟が別れて行動するのは王国編以来ですね。
    しかし可愛い弟を置いてきた理由はなんだろう…。


★ナイルの川縁でのんびり会話する王様と表くん…そして愉快な仲間達★
    表くん:もう一人のボク…千年パズルをバクラくんに…
    王様:ああ、だが必ず取り返す! あれは父から受け継いだ大切なモノだ
    表くん:おとうさん!? 記憶を取り戻せたの?
    王様:(首を左右に振り…)だが…少しだけ…あれは夢だったのかもしれない
    しかし…父の手の温かさをオレは覚えている
    その父が残した千年アイテム…この国の民を守るため父が平和の願いを込めて作らせたモノなんだ


    王様が股を広げてくつろいでいましたね…(*^_^*)
    思わずドキドキ★でした。絵も可愛い
    千年パズルのない二人…改めてみると不思議な感じがします。
    「記憶が取り戻せたの?」と聞く表くんに少々、ためらいがちに首を振り「…少しだけ…」と答える王様はちょっと可愛らしかったです。

    ボバサの腹で弾むマナ…ちょっとやりすぎ


★セトとアク爺…蜜月時代★
    眠り続けるキサラを見つめながらアク爺の爆走ぶりを思い出すセト…

      アク爺:『即刻あの女を殺し、白き竜を引き離せ!』


    セト:アクナディン様は罪人にさえ慈悲を与える神官団の指導者…

    (図書館で勉強するセト…真横に立ち、親身になって教授するアク爺)

    官位につきまだ半人前の私に”あらゆるコト”を教えてくださったのはあなたではなかったか…((/o\)夜のマナーも!?)
    そのあなたが何故!?

    どうしてセトが「製本された本」をめくっているんでしょうかね…(-_-;)
    この時代、どう考えても本はないと思うんですよね。
    まぁ…それを言ったら「千年魔術書」もツッコまないといけなくなりますが…。

    アク爺はセトが可愛くて仕方がなくて、もう手取足取り面倒を見てあげたくなるんだろうな。
    自分に似て聡明なセトが、これまた砂が水を吸い込むように教えたことを吸収してくれるのが、さらに愛おしさに拍車をかけているような気がします。
    父として、師として、きっとセトはかけがえのないモノとしてアク爺の中でどんどん存在を大きくしていったことが、後の災いを産むのだから、育ちすぎた愛とは残酷なモノです。


★クル・エルナ村−死霊の村★
    無人の廃墟と化したクル・エルナ村…白い亡霊がふるるるるぅぅぅ〜と飛び交っている

    シャダ:ここがクル・エルナ村…なんと不気味な場所だ
    王様:この村に入ってからというもの…胸をかきむしるような息苦しさを感じる…この村で一体何が!?
    マナ:ここ…なんかいるよ…

    兵士:うわぁぁぁ…だぁぁぁ
    マナ:で★出たぁぁぁ(地面から路地から、骸骨兵士が大集合!!)
    王様:何だ!? これは!!!
    バクラ:千年リングが反応してやがる! やっぱり生きていやがったのか…王様よぉ
    ようこそオレ様の故郷へ
    ここはオレ様のフィールドだぜ
    死霊共がざわめいてやがる…憎きファラオが近づいてくるのが分かるのか…
    へへへっもうすぐその恨み、晴らさせてやるぜ


    クル・エルナ村が「ゴースト系アミューズメント施設」に生まれ変わったようです(^_^;)
    っつーか、今時、剣を持った骸骨が襲ってくるなんて!!
    そのセンスに惚・れ・た・ぜ★

    胸をかきむしるような息苦しさ…ちょっと怖いですよね。
    そういえば深夜、胸の辺りが重く感じられ、おまけに妙な圧迫感が!!
    恐怖に絶えきれず、ガバっと眼をあけてみたら、たれパンダが胸の上に乗ってました…。
    まさか一人で這い上がってきたわけじゃないよね〜〜(T_T) ドロドロドロドロ〜


★いよいよ石盤を前にして、頂上対決★
    バクラ:ハハハハ、入ってきたな! 王様よぉ!(泣かずにちゃんと歩いてこれたかい?)
    テメーから奪った千年パズルはオレ様の首にぶら下がってるぜ!
    死の淵からはるばるようこそ! 王様よぉ
    王様:バクラ!(キィィィィ!!!)
    バクラ:まぁ…(そんなに血圧上げずに)落ち着いてコイツを見なよ
    王様:7つの千年アイテムを収める窪み…それが冥界の石盤
    バクラ:これこそこの世とあの世を結ぶ呪われた石盤だ!
    そう…ここには恨みを残して死んでいった者たちの怨念が今もなお漂っている
    この村の住人と兵士たちが千年アイテムを作り出すために生贄にされたんだからよ
    王様:生…贄…
    バクラ:貴様にも見えるだろ? 王家への復讐を果たすまで彷徨(さまよ)い続ける怨霊どもが…

    王様:平和のために千年アイテムを作ったオレの父…アクナムカノンがまさか!!

    バクラ:千年パズルを奪われたファラオに神を喚ぶチカラはない! 死霊共…奴を八つ裂きにしろ!!


    このシーンで初めて王様は千年アイテムが作られた忌まわしい過去を知ることになるんですが、この時点ではまだ「信じられない!」という感じですね。
    それはそうだろうな…。アイテムを作るために何故、人の命が必要なのかの説明がないしね。

    「記憶の石盤」と初めてのご対面!
    王様の立ち位置から穴全部を確認することは不可能な気もするが、それは黙っておくことにします


★マハード(ブラマジ)が語るアクナムカノン王の真意★
    クル・エルナ村の怨霊が王様の身体を締め付け、非常に、とても、ものすごく、エロっぽい声で悶え苦しむ王様!!
    じっとその声を楽しんでいるところに、突然、ブラマジが乱入!!

    マハード:我が魂…ファラオと共にあり!!!!!(すっごく張り切った声が彼らしい(^_^;))
    王様:マハード…
    バクラ:またお前か!! 頼りないファラオが心配で成仏出来なかったってか?
    マハード:お立ち下さい…ファラオよ
    王様:本当にお前なのか? マハード…
    マハード:私はファラオのご意志と共にある存在 ファラオの闘志なくば私も消え去る存在なのです
    王様:闘志…オレは…オレは千年アイテムは正義のために使われる物だと信じていた
    バクラ:正義だぁ? 笑わせるぜ! テメーのオヤジこそ極悪人よ!!
    オレは見たんだよ! あの惨劇の一部始終をな…
    この村唯一の生き残りであるオレ様が言うんだ…間違いはねぇ
    みんな殺された…千年アイテムを作るためにな…

      王様:オレの父が…そんな惨(むご)いことを…


    マハード:確かに千年アイテムは多くの犠牲の上に作り出されました
    王様:知っていたのか?
    マハード:私は千年リングに宿る邪念を感知し、千年アイテムが作り出された経緯を知りました
    それがどれほどの忌まわしい出来事か…
    しかし先王アクナムカノンはその真実を知らなかったのです

      (玉座にて−マハードがアイテム誕生の秘密を王に告げる)
      カノン王:まこと…そのような事が…! なんということだろう
      (病床のカノン王)
      私は間違いを犯した…だが息子にまでその罪を引き継がせたくない…
      頼む…マハード、息子を守ってやってくれ


    王様:父上が!
    マハード:先王の平和を願う心に偽りはありませんでした! 
    そしてその意志はファラオに受け継がれているのです

    王様:オレに…
    父は悩み苦しんでいた!
    それでもオレにこの国を想う心と使命を教えようとしたんだ!!
    その父をオレは信じる!
    そしてその意志を継ぎ、ファラオとして闘う!!


    マハードがアクナムカノン王にうっかりと真実を告げなかったとしたら…こんな悲劇は生まれなかったんでしょうね。
    どうしてマハードはカノン王に真実を告げたんだろう…。
    どうもその点が引っかかりますね。
    それも千年リングの仕業なんでしょうか。
    きっとそうなのかもな…。知らないうちにマハードはリングに操られていたのかも知れません。
    それとも単なるそそっかしい人間ってことなのかな。
    でもその代償は大きいよね…。

    <ファラオとして闘う>こういうセリフは好きです。
    王様はいつもいろんなモノのために闘ってきたけど、「ファラオとして闘う」なんて、もうドキドキ★にカッコイイセリフです。
    表くんの記憶を借りていた王様が少しずつ、自分の記憶から生まれた動機によって前へと歩いていく姿は本当に嬉しい気持ちになります。
    雛の巣立ちを見守る親鳥の心境ですな…。
    でも、まだまだ王様はうぶ毛だらけのヒヨコって感じですね(*^_^*)


★★★次回予告★★★
    バクラを追ってクル・エルナの地下神殿へと乗り込んだ遊戯
    だけど…千年アイテムと死霊たちのチカラで
    パワーアップしたディアバウンドの前には
    復活したマハードのチカラも通じない…
    その時、二人のピンチを救ったのは
    マナの精霊だったの!!
    神官たちも駆けつけ
    ついにバクラと神官団の死闘が始まるわ


    次回 「盗賊王バクラの最後」
    おたのしみに!


    ★★★次回予告★★★

    アクナディンを師と仰ぐ神官セトは
    少しでも多くを学んで彼の役に立ちたいと
    図書室で読書ばかりの毎日
    さすがに無理をしたせいかしら…
    棚から資料を取ろうとした途端に立ちくらみ!

    棚に手をついたはずみで、
    アクナディン専用のパピルス収蔵箱を
    床にぶちまけてしまったわ!!

    真っ青になって拾い始めたセトの手がとまり
    なにやら熱心に紙上に眼を走らせているみたい
    ちょっと横から覗いてみたら…
    これってコミケで配られるペーパーによく似ているわ
    まさかアクナディンってサークル活動しているの!?


    次回 「新刊発行! カップリングはセト×ファラオ 鬼畜責めだけど甘い二人のイチャツキも入ってます!」
    おたのしみに!


    ↑個人的にアク爺の描いたセトファラ読んでみたい〜!! なんか凄そう…



作画監督=山崎展義
脚本=面出明美
絵コンテ=又野弘道
演出=又野弘道


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