一人フーリガン日記

無断転載・無断引用、固く禁ず。



2009年04月01日(水) 死に急ぐなよ、ばーか

もう消去されちまってるけど、浦和が2部に落ちてた頃のアウェイ平塚戦の話を書いた事がある。
俺と、よくここに登場してたS(一昨年はシドニーに始まり、海外ACLアウェイ各所でなんとなく行動を共にした)と、頭ちょっとおかしくなっちまってたKと、3人で、それぞれ130円位しか持たずに平塚に乗り込んだ話だ。

去年の12月頃。

そのKが死んだという事を知った。

俺と同じ歳。

仲間達はやり切れず、憤った。

自分らの無力さを呪った。

ただ、そうしてばかりいても事実は何も変わらない。

彼がどんな苦しい思いをしてただろうかとか、どんな寂しい人生の終わり方だったかとか、それは話ててもしょうがねえ。

彼が俺らとバカな事やってふざけて楽しんで笑ってる顔や場面を覚えてい続ける事が、自己満足かもしれないが彼も喜ぶんじゃねえかって思い、皆で奴との数々の出来事を話して、笑った。


彼が浦和の試合を生で体験したのは、前述の一試合だけ。

チャントもコールも知らないのに俺とSと共に中心に行き、見よう見真似で応援してた。

帰りも電車の突破とかが初めてで、高揚してる感じだった。

俺にとって、正反対な奴。
あちこち行って行動的な俺に対し、彼は部屋にこもって様々な事を考え、考え続けてた。
精神が崩壊する位に。


やがて、心を遮断。
外からのコンタクトを一切拒絶しちまった。



自分で死ぬ奴多いけどさ、人間本当に追い込まれたりするとさ、死ぬ気力すらなくなっちまわねえか?と俺は思う。
何かと大変だろ?
痛かったり、苦しかったり。

ただ、頭狂っちまったら、そうは行かねえのかもな。とも思った。


狂う前に、なんとかしようぜ。

似非メンヘラーは、死にたきゃ死ねばいいよ。
周りに迷惑だし。

ただ本当に追い込まれてたり困ってる奴らは、生きてりゃいいさ。あがく事さえできなくても。

それだけでも充分だろ。


簡単に死ぬんじゃねえよ、ばーか。





 < past  index  next >

ken


↑エンピツ投票ボタン
My追加