すみれの心が決まるまで…

2001年12月15日(土) え、うそっ!

12月8日に会う約束だったけど、私に急用ができてしまったので申し訳なかったけれどキャンセル。
会わない間は時々電話かメールのやりとりはしていた。
だいたい私はマメ男は苦手で、そういう相手にはだんだん嫌気がさして行くのがいつものパターン。相手の方々は気を遣って下さっていたのだとは思うのだけど…。なんとも申し訳ない話であります。
彼も正真正銘のマメ男さん。でも彼には最初に「マメ男は苦手」と伝えてあったので彼は一応セーブしてくれているみたい。
それに私も流石に毎晩電話が続くと「う〜ん今日はパス」って事で電話に出ないこともあるけど、そんな時はメールで「電話にでれなくてごめんなさい。なんか用事だった?」って返すようにして、自分自身でコントロールしてストレスを貯めないようにしていました。これって彼に失礼なことかもしれないけれど、でも長く付き合って行く相手だと思えばこその私なりの対策なのです。

さてそんな中、突然彼から「12月15日に時間とれませんか?会いに行きたいんだけど。」とメールが届きました。実は母が手術したばかりで毎日交代で病院に付き添っていたので正直、「なにもこんな時に…」って思ったのが本音。
でもこっちまで来てくれるって言うし、前回ドタキャンした負い目もあったので結局会うことにしました。
昼過ぎに新幹線の駅まで車で迎えにいき、軽井沢へ。
あいにく雪が舞う日で、軽井沢は白銀の世界でした。
遅いお昼を食べながらお喋りが続き、そのあと、塩沢瑚近くのおもちゃの博物館へ。クリスマスが近い為かくるみ割人形の特別展示が開かれていた。ここは木のおもちゃが沢山展示されていてことにドイツのものが多い。小さな小さな博物館だけどいつも気になっていて、一度訪ねて見たかったところ。コンビチケットだったので閉館時間まで道向かいの絵本美術館も覗くことができた。
夕飯まではまだ少し早かったので、車を走らせて軽井沢銀座ちかくの喫茶店へ。
お気に入りのお店はあいにくお休みだったけど別のお店で薪ストーブの温もりに包まれて再びお喋りに興じた。
夕食は母が会員になっているリゾートホテルのレストランへ。
あいにくイタリアンは満席だったので隣のフレンチへ。
ピアノの生演奏を楽しみながらコースを頂いた。

最終の新幹線で帰る彼を駅に送りながらの帰途についたのは9時少し過ぎた頃だったかな?
車に乗ったとたん急に口数が減った彼を不思議に思っていると、「駅に着いたら少し話せるかな?」と彼。
新幹線の時間に余裕があることを確かめて駅前の広場に車を寄せた。
あらたまった表情の彼からでた言葉は次のようなものだった…。

「僕はすみれさんと会って幸せだ。今までの出会いの中でこんな気持ちになれる人はいなかった。すみれさんが僕と赤い糸で結ばれている人なんだって思える。今まで待っていてくれてありがとうと言いたい気持ちなんだ。今日は僕の気持ちをきちんと伝えたいと思ったし、すみれさんの気持ちもぜひ聞かせてもらいたいと思って来たんだ。」

…。
困った…。これが偽らざるこのときの私の気持ち。
だってまだ会って4回目だよ〜。
そりゃぁまぁ、お見合だし、そろそろきちんと今後のお付き合いをどうするかって事を考えなきゃいけないのはわかってる。
でもなにも母の入院でバタバタしているってときに話を持ち出さなくっても!
っていう気持ちがぐるぐるしてきて。
でも彼は返事を待っている。そこで…

「貴方のその気持ちはうれしい。私も貴方には素直に気持ちを話せるし、このまま良いお付き合いが続けば結婚って事になるのかなぁって思っています。でもね、今はまだ具体的なお話をするという時期ではないとも思っています。でも結婚を前提としたお付き合いはぜひしていただきたいなぁとは思いますので今後とも宜しくお願いします。」

これが私からの答え。
今のところ彼もこの答えで満足したみたい。
新幹線の時間も迫ってきたので今日はこれでお話は終わった。
意外と早かった彼からの意思表示。
私も悪い気持ちはしなかったものの、「ちょっと早すぎるんじゃ?」という気持ちが最後まで心にひっかかっていた。
お見合だからしょうがないのかな?これが普通なのかなぁ?


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すみれ [MAIL]


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