カルモチン

2005年03月06日(日)             ユメウリ少年


青い扉の向こうには

かなしみ病のひとが在ります。



毎日毎日 涙が出る。


もう、お部屋は水浸し。


このままでは

彼女は涙に溺れてしまうから

僕はここまでやってきました。




つまさきをぎゅっと折り、

舌の奥がちくちくするので

ぎゅっと目を閉じて、


あちらに何かを言われる前に


こちらは一刻も早く、

本当のことを、言わなければいけないのです。



トントントン


「なにかごよう?」





襟を正し、髪をなでて

すこし大きくなった心持ちで


いざ!




「はじめまして。こんにちは。

僕はもうひとりのあなたです。」


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