| 2024年02月18日(日) |
「音楽とダンスの邂逅 Vol.I」 |
20分超えの《おどりの世界》。
自分のカラダのこと+コロナ禍を抜け、
麻耶三菜の力を借りて、、戻ってきました！！
あの頃から考えれば… 完全に夢の実現です☆
すべてを奪われていた地獄から考えれば、
夢の実現としか言いようがない！！
しかし、本番が終わるまで重圧は引きません。
イメージや仲間の力量で完成している気持ちですが
実際は（完成していません）
完成するのは（本番だけ）です。
そして、その本番で何が起きるかわかりません。
いつだって本番にはマモノが、、いる！！
これがわたしのおどりの世界です
《いま》にすべてを投じようと思ったら、
振付はおどれなくなります
一番最初の気持ちを超えられなくなるからです
この考え方こそが非常にリスキーで、
だからこそ《いま》に全振りできる鍵！！
いま、を極限まで楽しむおそろしさは…
誰も知らないおどりの現実です☆
『音楽とダンスの邂逅 Vol.I』
林麻耶 ソプラノ、八尋三菜子 ピアノ、
タイスケ おどり
2024年2月18日（日）
会場：jmc音楽研究所
開演：��13:30〜 ��16:00〜
主催：ジェイエムシー音楽研究所
【プログラム】
《うたとピアノ》
ヘンデル作曲 メサイアより
「シオンの娘よ、大いに喜べ」
ヘンデル作曲 オペラ リナルドより
「私を泣かせて下さい」
木下牧子作曲
「さびしいカシの木」
「犬が自分のしっぽを見て歌う歌」
「竹とんぼに」
ドニゼッティ作曲
オペラ シャモニーのリンダより
「この心の光」
（休憩10分）
《音楽とうたとおどり》
jmc音楽研究所で紡がれる
スペシャルセッション
これまで感じたことのない、
今、このときを…
さあ、どうですか？このスペシャルセッションの
どうにも感じたことのない妙な文言ッッツ（爆）
怪しいにも程があります。 実は…
自分が書いた文章のほとんどが削除されていたw
それも完成したフライヤーを見て知りましたw
結構、、つらかった。。
実際 いろんなパターンや我々の写真の構図など
渡してありましたが、全力で没ってました…
時間もまるでなかった中でしたが、
一生懸命につくったのも本当で…
結構、、つらかった。。
さあこの辺 言い出したら呼び戻されるので、、
いこう！！
あれから約一年経ちました。
今明かされる、本番の流れが こちらです☆
三菜ちゃん：世界
麻耶ちゃん：女神
タイスケ：人間
麻耶三菜入場 遅れてタイスケ登場
タイスケはブルーの手袋をつけており、
両の手は手袋で繋がれていて自由が利かない
（※実際にはただの青い手袋）
自由が利かないおどり
途中から麻耶ちゃんの朗読が入る
「いざ最悪の方へ」サミュエル・ベケット
より、「なおのうごめき」の一節
※サミュエル・ベケット注釈
「ゴドーを待ちながら」等の戯曲によって
現代演劇に重要な足跡を残す一方、
「モロイ」「マロウンは死ぬ」等の長文小説と
「伴侶」等多数の散文作品は
20世紀文学の極点を象徴している。
読んでみるとわかりますがこんな脳内リアルの
文章、、誰も書けないよ！！ 度肝です
ベケット以外でこんな文体ない。
エグいくらい脳内そのままですからね！！
と言うわけで、おどりとはかけ離れた文章を
意図的に、麻耶ちゃんには朗読してもらう。
麻耶ちゃんの舞台人としてのポテンシャルが
おぞましいほどに高い☆
できる人にはかるくできてしまうものですが、
できない人にはまるっきりできない
これは、これまでの麻耶ちゃんが舞台に対して
誠実にあってきたことを意味する
オペラ、ミュージカル、歌のお姉さん、役者、
二児の母、あらゆる経験を経てたどり着いた、
現在の麻耶ちゃんを改めて尊敬した
本番で面白いのは文学とおどりを、
双方向で展開できることにある
どちらを心に留めてもらえるかは観客次第
しかし今回は心に留まるような文学でもないw
実際には かけ離れたものでも
本番ではお互いを引き寄せ合う
これは空間芸術でおきる一つの奇跡と思う
朗読が終わる頃、不自由なおどりはおわる
麻耶ちゃんがカミサマのように青い手袋を
取り去ってくれる
ここからはどん底から這い上がることができる
音楽が流れてくるのは
「スクリャービン ワルツOp.38」
三菜ちゃんは何と言ってただろうか
思い出すと、何かを探し続けているような
絶望の中から手繰り寄せて
春を待っているような曲、と言っていた
たどりつく場所はキラキラした希望
裏話だが、三菜ちゃんにはワルツの部分尺を
少し短くしてもらっている
おどりがその時間耐えるのが難しかった（爆）
ここだけはわたしのいたらなさを痛感する
次は絶対に全部おどり遂げると心に誓った
ワルツが終わって、ポーズで立ち尽くしている
両手を前に出しているところに
麻耶ちゃんはグラスを2つ渡してくれる
片方には水が入っており、
ここから水のおどりを展開していく
途中から三菜ちゃんの即興演奏が流れる
この即興演奏が本当に素晴らしくうつくしい
自分は水のおどりに集中していたが、
後にこの部分だけ聴いて涙が出てしまった
水のおどりは観客のみんなにも参加してもらう
実際にグラスを渡して水を汲み交わすおどり
小さなことと思われるかもしれないけれど
そんな小さなことで人はすくわれます
誰かと、それも知らない他人と、
わたしたちは通じ合える一瞬がある
小さなことではありますが確かな真実です
ここにわたしは勇気をもらっていきます
即興演奏が終わったら
「Stand Alone」が始まって
麻耶ちゃんの歌が全空間に押し寄せてくる
正直、この歌声だけで泣いてしまう
そのくらい 歌がとおってくる 凄い。
そんな空間でおどれるのは本懐です
ダンサーでほんとうに良かった
明るいほうに、
明るいほうに向かうことは、
まわりが、世界が、放っておかない。
その人のひかりは、世界がたすけてくれる。
自分が病院で味わった絶望と、
一歩を踏み出せた奇跡
そして世界はいつも待ってくれていること
そんなものを全力で振り切りました
それにしても
この断罪の時間にあたって
本番映像をおそるおそるチェックしたんですが
（未だに自分のおどりは見ることができない）
ほんとうに麻耶三菜が凄すぎて
音楽と歌だけ聴いて泣きました（超実話）
あらためて
しあわせをかんじました
◎麻耶三菜に感謝◎
まずは本番の計画と作戦でした！
つづく
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