断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2022年11月08日(火) そしてゾンビ期間へ

詰まった3本番を終えて
ファッションショーをおどりきって

やはり、そのままというわけにはいかなかった—

通院リハビリで
担当理学療法士は言った

「終わった後すぐ冷やしましたか?」

あの時は、膝のことを忘れてしまっていた
(忘れた)というのは本番のおどりには、
最高の結果です☆
そしておどりを終えた後には、、
最悪の《忘却》でした。。

わたしたちの本番は、
本番を終えたら、見に来てくれた人たちへの挨拶や
出演者仲間たちとのようやく笑いあえる時間。
この一瞬にしか分かち合えないものがあります
少しでも時間が経つと失われるような、
ベツモノになってしまうような一瞬。
この時間だけが緊張から解き放たれるときです
言ってしまえば しあわせ なんでしょう
だから、膝のことは
二の次にしたい
そうして 気付かされるのは
今の自分には、
やっぱりカラダ優先だった
自分でも気づかないダメージがあるんだと
自らに言い聞かせなきゃならなかった

おかげさまで生きたシカバネ期間です

おどりつづけるというのが
どんなにむずかしいことか
痛みをわすれるまでに
どれだけのことをしてきたか
自分にしかわからないことですが
毎回地味にくるしみ抜いて本番に至っています
今はただひたすらに
《炎症を退かせること》
痛みがあるうちは
おどりをおどりに昇華するのが
果てしなく困難になります
痛さを脳が覚えているかぎり、
防衛本能ができる動きさえ阻害してしまいます
術後は、「防衛本能とたたかう!」なんて
本気で言っていましたが、
今となっては、、若かったという他ない(爆)

 努力できないことが一番つらい

なにしろできることを重ねていくことが
おどりを、じぶんを育てていくことです
それを頭から「やらない」と言い切らなきゃ
ならないのがツライ。
痛み 痛みが出るのは間違いです
間違った使い方をしているからです
人体は、人体にとっていい動きのもとでこそ
はじめて最高のチカラが引き出せる!!

 痛みが、、痛みがあるうちは我慢

この数年で徹っそうとして、それでもなお
毎回毎回 混沌が襲ってきます
この我慢の時にみんな練習しているという
上達していっている、
練習していなくちゃならない、という思い込み
なにしろそれが本当のことだからこそ
混沌が決して抜けきれません


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Taisuke [HOMEPAGE]