断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2017年04月15日(土) 「幼女戦記」

僭越ながら申し上げますと、、
あれは幼女の皮を被った《バケモノ》です!!!


「私は見てきました。憎しみに囚われた燃えるよう
 な人々の目を。 優秀な部下が怒りに身をまかせ
 冷静さを失った瞬間を。 憎悪のみに突き動かさ
 れる復讐の連鎖を。 そして将官は気付いたので
 す。 いや、気付いたというより思い出した、と
 言うべきかもしれません。私は以前、合理主義に
 対する狂気的な反発を身をもって経験しました。
 いかに近代化が進もうとも、いかに社会規範が浸
 透しようとも、人間は時として合理性よりも感情
 を優先する愚かな存在であるということを。
 憎悪に囚われた人間は打算も合理性も損得さえも
 抜きにしてどこまでも抗い続けます。
 だからこそ、将官は申し上げずにはいられないの
 です。 我々は仮初めの勝利になぞ酔いしれるべ
 きではない。
 憎悪の火はすべて、消し去らねばならないと!」


憎悪の火をすべて消し去るって、、どうやるの―
はい、今日は『幼女戦記』です☆
劇場版もつくられることになったライトノベル。
主人公は合理主義者のエリートサラリーマン。
しかし、同僚の逆恨みからホームで突き落とされて
電車に轢かれ即死。 命を落としてしまいます。
そこで創造主を名乗る存在Xは主人公の言動と
無信仰を咎め、現実とは違う戦乱の世で苦労させ、
信仰を取り戻させるとして、孤児の幼女・ターニャ
・デグレチャフとして転生させた―
主人公はサラリーマン時代の記憶を失っておらず、
その度を超えた合理主義でもってその世界で楽して
生きようと行動を開始するのだが。。
結果としてターニャは軍人となり最前線へ。
その能力から常に危険地に投入され、
功績を上げ続けることになります。

その最終回には少々唸ってしまいました


 帝国は自らが握った剣の鋭さを誇示するあまり
 その剣に対する恐怖を想像し得ないでいたのだ。
 無論、誰もが平和を願っている。
 そうあれかし、と。
 それゆえ皆 平和を守るために銃を取り、
 平和を願って戦いに身を投じる。
 過酷な戦争を終わらせるべく、
 帝国以外の誰もが願っていた。
 帝国という邪悪な敵が、
 この地より撃滅されんことを。
 かくして何たる矛盾だろうか。
 皮肉なことに平和への願いによって
 戦争は鎮まるどころか激化の一途をたどっていく

「たしかに合衆国軍は現在、友好国に派遣される
 義勇派兵部隊の志願を募っていますが、あなたは
 志願できる最低年齢です。 もっとじっくり考え
 てから決断をしても遅くは、、」

「いいえ!志願します」

「心意気は大変うれしく思いますが、戦場に出れば
 怪我をするかもしれませんし、命を落とすことだ
 って、、」

「覚悟はできています!」

「お母様、それに亡くなられたお父様もきっと
 あなたが平和な地で過ごされることを願って
 おられるはずですよ?」

「それはわかっています。
 でも、だからこそ!
 私は自分のできることをしたいのです。
 その平和を守るために!」

「決意は変わらないようですね。。わかりました、
 では志願に際し宣誓を!」

「宣誓!私は守るべき平和のため、何より大切な
 家族のため力の全てを費やします!
 もう2度と帝国によって家族を失う悲しみが
 繰り返されない世界をつくるために!
 そして神の正義を為すために!
 主を信じる善良なる心に誓って、、
 神の御加護があらんことを!!」


戦場で主人公に撃たれて殺された父のため
女の子は義勇軍に志願してしまいます
この物語ではどうやら《神》を問うようで
《人間》を問うている作品のようでした

 その信じるものの所在のお話

信じるものが強ければ強いほど、視野を失います。
こうじゃなきゃダメ、というものはおおよそ
本人を縛り付けていくものなのでしょう。
逆に、柔軟であればいいというのも疑問です。
信念がない人ほど何を考えているのか知れませんw
じゃあ、、どうすればいいの?????
そんなことを考えずにいられなくなりました―

人と人の間に《神》を持ち出すのは、、
きっと人の弱さです
どんな時にも自分をたすけてくれるはずの
万能の神さま。
自分のすることを正義にしてくれる神さま。
だけど《神の正義》なんていうのはあるの?
結局は《その人の正義》です!
ホームから突き落とすのでさえ
わたしたちは正義を振りかざしてしまえます。
◎正義は人の数だけある◎
ここに着目すると主人公の言動は、その信仰は
《人の理性》なのかもしれません!
ある意味で人の可能性すら感じます。
そもそも、存在Xに立ち向かう人間の物語です。
極端な描き方ではありますが興味深いところです

しかし何にせよ
信じる力はわたしたちにとんでもない力をくれる
ことはたしかです
その方向を間違えないようにどうすればいいのか
わたしたちはいつも自分に問うことを
まずは自分に問うことを
忘れないようにいたいですね


「諸君、やれ停戦だ出撃だとまったく上も勝手な
 ものだな。 だが仕事である以上はやむを得ん。
 命令に従い敵を叩き潰さねばなるまい。
 とはいえ、今や世界のすべてが我々の敵だ。
 過酷な戦闘は避けられようもなく泥沼の戦いに
 終わりは見えない。 だからこそ
 諸君らにはあらためて伝えておきたい。
 この世を司る神がいるとすれば、どこまでも厳格
 で限りなく善良あまりにも偉大な存在であろう。
 神とやらは非情な運命ばかりを突き付けてくる。
 それが世界に課せられたルールのようだ、、
 そこでだ、私は今ここにあらためて宣言する!
 おお、神よ!貴様を切り刻んでブタのエサにでも
 してやると!クソッタレの神に我等が戦場は
 不似合いだ!今こそ神の仕事を肩代わりしてやろ
 うではないか!我ら将兵のあるうちは我々が神に
 とってかわるのだ!
 傲慢な神とやらを失業させてやれ!!」


 < 過去  INDEX  未来 >


Taisuke [HOMEPAGE]