| 2011年10月31日(月) |
そうさ、今こそアドベンチャー |
これは本当にあったおそろしいお話です。 〜それは、ただ到着するだけの物語〜
フランス・パリ北駅に到着した昨夜、現地時間23:47。 深夜でした。 ユーロスターで爆眠していたわたしは“ここは誰?わたしはどこ?”状態に… たぶんスーパーサ●ヤ人とかになったりする真逆です。 パリにおける23:47、それはすべてが終了している時間でした。 ユーロスターから降りた人たちはあっという間に刻の彼方へと消えていきました。 寝ぼけていたわたしは彼らについていくも自分がどこへいくのかがわかっていなかった。 旅行会社から事前に聞いていたのはパリ北駅からホテルまでTaxiで10分くらいってこと。 「タイスケさん、フランスは危険なのでTaxi移動をおすすめします」 わたしはこんなことを言われて安易に「あぁそうですか」ってタイプじゃあないw 車で10分なら歩いても40分で着けるだろ。 〜それこそが安易でした〜 そうだ、地下鉄だ。 メトロでGare St-Lazare駅にいくこと。 パリには2つの鉄道路線がある、メトロとRER。 アール・イー・アールじゃありません、エル・ウー・エルですw さぁだいたい今ので先行きが読めるかと思います。 ここはパリ。 英語表記などないのだ!! ここまで英語表記がないだなんて、まったく予想に反していました!! わたしは北駅につくなり身動きが取れなくなった。 っていうか入国審査はどこなの!?
※このときわたしはすでに入国していました
入国審査なんてなかったw いちいちややこしい入国審査など、ここにはなかった。 ユーロスターから降りた時点でフランスに降り立っていたんです― しかしなにもかも初めてのわたしがそんなことを知ろうはずもない
降り立った瞬間にすべてが終わった気さえした
たずねようにも人がいない たずねたところで英語が通じない 英語表記もない 頼りはる●ぶだけだった しかし●るぶでもわたしの未来は切り拓けなかった 正直、かなり泣きそうでした そんなときひとりのおじさんがダッシュでやってきた。 わたしは目が点になりました。
そのおじさんは自転車をかついで駅構内を猛然と走っていたんです
なんだこの人!? ここは国際ステーションです、わたしは目を疑いました。 するとそのおじさんがフランス語でわたしに話しかけてきた!! どうやら助けてくれるらしい空気を感じたわたしはおじさんについていった。 おじさんは鋼の改札口のとなりにある鉄の扉をこじあけてこっちだ、と導く。 って、そこ通っていいの!? マジかこの人?! こんなとき、何を言っているのか感じとれる自分が不思議でした。 おじさんはこう言っていた 「この時間はもうすべての機械は死んでる!」 しかし感じとったのはそこまで、あとに続くフランス語はまったくわからなかった。 どうやらメトロにいるらしいけどわたしは切符をもっていないのだ。 どう考えても時間が切迫した事態。 おじさんは言葉の通じないわたしを見限った。 おじさんも急いでいたんだから仕方がない。 たすけてもらったにもかかわらずわたしは心底どうにもならなくなりました
もうエスカレーターも動いていません
そこに大学生くらいの青年がわたしの前に現れた。 メガネ青年はわたしに英語で話しかけてくれた 「どうかされましたか?」 この青年はおそろしくいい奴だった。 丁寧にわたしの未来を示してくれたのだ。 もうこの時間動いてるのはRERしかないこと わたしが行きたい駅にいくのは難しいこと とにかくこの北駅から脱出しなければ始まりません。 青年に「この駅から出たい」と伝えると「その動いてないエスカレーターを上ればいいよ」 わたしはこの青年にHugでもしたくなったね 地下でどん底だったからね さすがにHugまですると変だろうから肩をつかんで思い切り握手したね
「たすかった ほんとうにありがとう」
RERを試そうと自動券売機の前へ立った。 しかし紙幣投入口がみあたらない、発券しようにもできない! わたしはユーロ紙幣はもっていてもコインはまったく持ち合わせていなかった。 どうして紙幣が使えないのか、それよりもどうすれば目的地までの切符が買えるのか… ここでも無力感から絶望を味わった。 もうわたしに選べるのは歩くかTaxi、そのどちらかしかない。 それでもわたしはリスクを選ぼうとした。“歩く” 青年が最後に言った言葉はこれです。
「外は危ないから出たら気をつけろ」
外にでようとしたとき、わたしは強烈に身の危険を感じました からだがそう言っているんです それはイギリスでは感じなかった空気感―
Taxi乗車w 命にはかえられない そのTaxi運転手は気さくに英語で話しかけてくれたので意外と安心した。 そうだよね、国際駅なんだからちょっとくらい話せるよね。 このおじさんはおそろしく陽気で天然バカのような人物でした。 まずホテル名を言ったところで通じませんでした。 「どこだよそこ?」 わたしが宿泊するチャリングクロスホテルは部屋数が34しかない極小ホテル。 それはよしとしようw 地図を見せると 「日本の地図はわからん!」 仕方がないので住所を教えると、「そこはここから近い、大丈夫だ」 ところがここでも困難はつづいた そのおじさんは信号で止まるたびに運転席をでて他のTaxi運転手に訊ねてまわった。
「ねえねえ、この道知ってる?」
何度も聴いてればどんなこと訊いてるのかくらい俺にだってわかるw このおじさん、わかってねーじゃん。 〜全然大丈夫じゃなかった〜 口笛吹きながらわかってない。 わたしはどうでもよくなりました 〜死ぬことはない〜 さぁホテル近辺です、おじさんが言うには 「ここらへんは新しい通りだからさ」 どう見ても全然あたらしくない ところがわたしが宿泊するホテルは見当たらなかった。 おじさんは結局その通りのとあるホテル前でわたしに言った。
「やっとついた、ここだよここ。 じゃあな!」
そしてTaxiはあっという間に消えた。 はやいなー わたしは疲れ果ててホテルバウチャーをカウンターで見せました。
「ここじゃないぞ」
わたしはあの運転手にだまされてました。 たぶん運転手は見つからないホテルに業を煮やし、適当なホテルでわたしを降ろしたのだ! 笑ったね、もう笑いがこみあげてきたねw そう、これこそがスペシャルな旅☆ 屈強な男性ホテルスタッフがこれまた親切に未来を示してくれました。
「いまお前はここにいる。 お前のホテルはこの道をまっすぐいったところだ」
わたしはガラゴロを牽きながら真っ暗な道を歩いた。 ホテルスタッフの「迷ったら戻って来いよ」その言葉だけがヨリシロでした。 見つけた!チャリングクロスホテルだ!ここがチャリングクロスホテルだ!!
チャリングクロスホテルは本当にあった―
ラピュタ並みに感動するも、困難はいつまでも続いた 明かりがない… ホテル入口が閉まっているのだ。。 終わった 〜旅行会社の言葉がわたしの記憶にこだました〜
「タイスケさんが深夜に到着するのは伝えてありますから、ご安心ください」
もう無理だ わたしは入口の扉をガンガン殴った するとどうだ、スタッフいたよ! いるじゃん!! こうしてわたしはようやくホテルに入ることができました 1:12チェックイン。 鍵を渡されたわたしはヨロヨロと部屋へ向かった。 鍵を差し込んだわたしに最後の困難が襲いかかる!!
扉が開かない―
部屋に入れない…どうやっても開かないんです! 5分くらい格闘しているとスタッフがやってきてわたしに英語で言った。 「左に二回まわせ」 ガチャッ、ガチャッ わたしは開いたと思って鍵を引き抜くとスタッフが言った。 「何で鍵抜いてんの? 鍵を挿したまま押すんだよ」 ため息をつかれながら言われてもその“あたりまえ”がわからないんだっつーの これまで生きてきた鍵の開け方じゃ開かなかったんだよ、こんにゃろ!! 全世界あたりまえのようにそれで開くと思うな!!…なんて言える気力はもうなかったw 〜パリに到着しただけで大冒険〜
もう寝ます お休みなさい Au revoir.
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