2004年03月16日(火) 事件

 Mくんのお母さんから「悲しいことになってしまいました」と電話。放課後、鉄棒から落ちて、肩を骨折したそうだ。全治1ヶ月でかなりの重症らしい。
 よりによってなぜこんな時に〜!!とお母さんと嘆きあう。昨日は補講を入れて、火・水と猛練習して、木曜日の最後のレッスンにきてね〜!と言ったばかりだったのに。

 でも、Mくんはソロの他、リコーダーで『大きな古時計』を吹く予定だった。伴奏もRくんにお願いして、練習してもらっている。
 Rくんはおうちの事情で急に引っ越すことになり、ピアノも中断したのだけれど、今年初めから2年近くのブランクを経て再開した中学生。
 ブランク中はキーボードを自分でさわっていて、以前の家にあったピアノがやっとその家に来た時にはうれしくて泣けたほどだったらしいし、ピアノがきてからは毎日弾いていたらしい。
 その様子を見たお母さんが、ぜひまた習わせたいけれどakiyo先生のところまで通うのは無理だし…と電話をくれ、それではたまたま近くなので、と友人の教室を紹介したところ、その友人もびっくりするほど自分で色々な曲を譜読みしては弾いていたらしいし、今弾いているという曲も独学ながらとっても音楽的に弾いていて、友人にはいい生徒が来たと喜ばれたのだった。
 私のところで2年勉強し、その後の2年間の中断、そして再開。その再開の時、そこまでピアノと音楽が好きでいたことが私にはとっても嬉しかった。それで、再開のお祝いとして今回の発表会にでてもらうということにしたのだ。
 さらにソロだけでなく、中学生として他の生徒さんの伴奏もうけもってもらう、という役も担ってもらうことにした。中学生以上は皆、そうやって小さい生徒さんのお手伝いをしてもらうことにしている。大きい生徒さんはそれで責任感や、合わせること、相手を聴くこと、などを学べるし、小さい生徒さんは大きい生徒さんの様子が目標となる。
 Rくんは、学校で歌った合唱曲の伴奏を練習したり、伴奏も受け持ったりしているらしく、「僕、伴奏好きなので嬉しいです」と返事をくれ、練習していてくれた。

 そんな事情もあり、リコーダーの曲の方だけでも何とかならないか、と電話をかけなおした。お兄ちゃんも出るので当日は聴きに行く、と電話でお母さんがおっしゃっていたので、どうせ来るのなら、何かの形でステージに登れないかと相談。
「歌わない?」と私。Mくん「歌は歌いません」。…。そうだった。なぜ1人リコーダーソロかと言ったら、『カントリーロード』をリコーダーと歌で演奏するチームに「歌いたくないからパス。リコーダー1人で吹きたいし」と言ったくらいだったのだ。Mくん、声がハスキーで音域狭いから、気にしてるんだよね…。
 気を取り直して「じゃあ、どうする?」と聞くと「鍵盤ハーモニカなら弾けるよ」と言う。では、電子ピアノを使うから、Rくんに電子ピアノで伴奏してもらって、Mくんは片手でピアノを弾くことにしようか「そうする!」。
 調子に乗って私、「ソロの曲も右手だけで弾かない?連弾みたいにして、左を先生が弾いてあげるよ」と言うと、「それは無理」とMくん。さっき骨折したばかりで、今も痛いMくんに、そこまで要求するのは無理か。


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