sketch
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花の種を蒔いた
夏の終わりに葉牡丹 秋の初めにビオラ ちいさな芽が頭をもたげ 双葉が伸び 本葉が育ちはじめた
私の手のなかから 生命が生まれていくようで 朝に夕に 育っていく芽をながめている
ぼんやりと ながめていると ぼんやりと 思いが浮かんでくる
もしかすると 花も私も おなじもので できているのではないだろうか 虫も鳥も おなじもので できているのではないだろうか 石も海も空も おなじもので できているのではないだろうかと
伸びはじめた芽と 天空広がる青空が おなじものでできているとなると 面白い 世界は ほんの一瞬でひとつになれる
枝葉を刈り取って 太い幹だけをたどっていくと この世界は 思っている以上に 単純なもののような気がする
生きていくことは もっと やさしいことのように思えてくる
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