Kumsta kayo?(富山編)
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2003年08月07日(木) 自分を恥じる。

昨日の日記に間違いがありました。
新型GTVは先月末に日本導入されています。
でも、今あるってことは予約、即納ってこと?
今日は気合を入れてデジカメを持っていったら、その家の車はなんとカリメロとおんなじでした!
日替わりです、あしたは?

☆☆
先々週の日曜日、出張先で知り合い7年来のフィリピン人の友人から電話がきました。
彼女は、顧客先で働いていて自分が据付をした装置のオペレーター(操作者)でした。

子供が入院して助けて欲しい、って。
今までこんなこと言われたことはなかった。
こんなお願いをするにはすごく悩んだんだろう。
でも、今となって正直に言うと少しは疑ってしまった。
そんな話を本でいくらでも読んできたから。

とりあえず、送金の方法を調べた。
日本からフィリピンへは直接銀行口座に振り込み方法はなく、郵便局での普通為替しかなかった。
次に、いくら送るかということで悩んだ。
あの国の事情からいって大金を送金するのは危険。
途中で無くなる可能性もある。
そして、大げさに聞こえるかもしれないけれどあまりにも違いすぎる経済事情で自分の送ったお金によって人生、金銭感覚を狂わせてしまわないかということを考えた。
やはり、彼女は銀行振込ではなく為替で送ったということをすごく心配した。
でも、手段はそれしかなかった。

今週で2週間、もし明日までに届かなければ”調査請求”を出そうと思っていた。
そしてきょう彼女から電話がきた、無事届いたと。
電話口で彼女はなんどもなんども礼を言った。
彼女の母親も電話口に出た。
初めて話した、母もまた何度も礼を言った。
そして、彼女は「My mother is crying!」って言った。
電話口からもそれはわかったよ。
自分の気持ち以上の感謝をされた。

このとき、無事届いてよかったといううれしい気持ちとともに少しでも疑いの気持ちを持ってしまった自分が恥ずかしかった。

この国の言葉で「ワラン、ヒヤ」という言葉がある。
「情け、なし」という意味で困っている人を助けてあげないことで、最低の行いのことを指す。
そうならなくってよかった。

今は、彼女が書くといった手紙を楽しみに待っている。
「Kumsta kayo?」

更新 8月7日 21:30


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