まろやかな日々
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2005年03月25日(金) 独り

今日は4月異動の内示が出る日で。
長く今の部署にいる人は、妙にソワソワしていた。

それは、私には直接関係のないこと。
11月に異動したばかりだし。
気になるコトといえば、新しく係に来る人がどんな人なのか
それから、古巣や同期の異動情報かな。。。

そんな私には晴天の霹靂だった。まさに。
まさか、師匠が異動するなんて。

私とその人が2人で担当していたそのシゴトは
係の中でも専門的な要素がとても強い。
そして、1年単位のシゴトなので
まだ、教えてもらっていないことが沢山ある。
その人の異動も遠くはない。
でも今は
その人の近くで、その人のシゴトぶりを見ながら
とにかく1年、知識と経験を積んでいこうと
それだけを考えてやってきた。

それが。
半年も経っていないのに独り立ち。
しかも、替わりに来るのが新採の女の子だなんて!

いくらなんでも、半年も経たない私と新採の子ではシゴトが回らないので
他のシゴトを担当している人を動かすって話だけれど
そんなの、誰もが嫌だと言うに決まっている。
覚悟を決めて、1人でやっていくしかないのか。

午前中にこの話があって
すっかり気が抜けてしまって
午後はシゴトにならなかった。

不安と焦りと。。。
イライラした感情がグルグルと
カラダの中を渦巻いているのが解った。
ココロが凝り固まってしまっている。

こんな時に、彼と一緒にいれたらいいのに。
でも、彼は残業だ。
私にも、やることがある。
家に帰って、「金八」の予約をしてから
19時までに病院に行かなければ。

今日は、私たちのココロが繋がって4周年の
大切な日なのに。

退社してから、急いで車を走らす。
月末の金曜日は、とても道が混んでいて
イライラした気持ちは、どんどん増していく。

今日は、とても空がきれいな日だった。
暮れていく空は、泣きたくなるくらいに美しいグラデーションで
月は満ち、大きく明るく夜を照らしていた。

車を走らせながら、それらに気がつく度にハッと我に帰るけれど
完全に気持ちを落ち着かせることは出来なかった。

急いで急いで。。。
でも、時間は無常にも車の中で19時を告げた。

彼に電話をした。
声を聞いて、やっと。。。涙が出てきた。
彼を迎えに行って
それから、ご飯を食べにいった。
4周年のお祝いに。

彼は、連日の残業にも関わらず
疲れを感じさせず、とても優しかった。
明日も出勤なのに。
クヨクヨと泣く私を
いっぱい、励ましてくれた。

ごめんね。ごめんね。
ありがとう。

職場では、もう誰もいないなんて思っていたけれど
貴方がいる。
独りじゃないんだね。

一緒なんだよね。



あの頃私は。。。
2004年03月25日(木) ぺるー
2002年03月25日(月) きぬ@1周年/まろ@1周年

華泉 |MAIL
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