焦がれる。

俺のほうが上手いやん。

もう、何度目か解らない呟きを喉の奥へと押し込める。
飲み込んだ言葉は俺の体の中で消化不良を起こして、むかむか吐き気がする。

醜い俺の心のうちを見透かすようにあいつは笑う。
いや、本当は何も何一つ解っとらへんやろうけど。

明るい街灯が羽虫を吸い寄せるように
ただ意味もなく俺はあいつに惹き付けられるんや。

あいつに比べたら俺はただの虫や。
居てもおらへんでも大して変わらん。

それなのに俺らは何故か並んで踊るんやな。
真ん中で踊るあいつが眩しくて、ついつい目を伏せる。
軽やかに動くあいつの足元だけが目に入る。

やっぱ、俺のほうが上手いやん。

それでもあいつは太陽なんやな。




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かみゆま。
解るひとにだけ。

2008年11月20日(木)
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