ぴんよろ日記
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2014年01月21日(火) 支え

 時々小雪が舞っているが、小雪とも呼べないほどの小ささ。でもキリキリと寒い。

 貧乏性なのか空間恐怖症なのか、文章でもイラストでも、目に見えるもの見えないものそれぞれを「盛りすぎる」のが自分でも飽き飽き。もっとひょろひょろ〜と風通しの良いものを作ったり書いたりしたいが、そうするには自分自身がそうなるしかないので、道のりはけわしい。これはこれで芸風なのだということでやっていくしかないのかもしれないが、いや、生活が変わればおのずと軽やかになるはず…と信じつつ、頼まれた仕事の、頼まれもしない消しゴムスタンプを彫る。性分って、もう!

 あいかわらず、壁いっぱいの大きな窓の目の前に家が迫り建ちつつある。あぁもう、ほんとくやしい。法律的には問題なくても、感覚的にはあまりにひどい家!こないだ土地の件で来てくれた役所の人も「個人的には」と断りつつ、窓の景色を見て絶句&同情してくれたほど。目をやるたびに気が滅入るので見ないようにしているのだが、そうすると、その「見ないようにする」という行為じたいに気が滅入る。自分の家の窓だというのに「見たくない」という気持ちが日々積もってゆくのは、けっこうなボディブローである。
 なので、気を許すと折れそうになる心の支えとして、いままで見ていた近所の公園の森が見えるように、ベランダを延長する計画を考えてみることにした。冬は屋台みたいに取り外し可能な「壁」をつけて温室みたいにして、お花見したり、熱燗つけたりしたらいいかも!…なんてことでも考えないと、へこみっぱなしというのもくやしすぎる。
 


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