ぴんよろ日記
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| 2012年12月20日(木) |
情緒は一日にして成らず |
年内締め切りと思っていた仕事が年明けでいいとわかり、年賀状(親の)も印刷するばかりとなり、こうなると、なんだかポカンとしてしまう貧乏性。もうずいぶん放置している本を読もう。 町に出ると、また1軒、好きだった古い家が壊されていた。そういえば、中央橋の角の古い建物(銀行だったかな?)にも覆いが掛けられていた。恵美須&大黒市場も、着々と消失中。消えゆくものに対して、あまり感情的になるほうではないが、このところ、あまりにも好きだった建物や風景が消えていくので、この町はますますどこに行こうとしているのかな、と思う。「まちあるきが似合う町」って、本気で言ってるのかな?と。たしかに、まだあれこれ残っちゃいるけれど、それはもう、上っ面だけのスカスカの残骸だと言えなくもないのだ。私はすでに「古代風景妄想シフト」に入っているので、むしろ建物などなくて構わないのだが、目に見える情緒を求めて歩く人にはつまらなくなる一方だろう。古い建物がなくなるのを、止めはしないし、止められない。誰だって新しい家が気持ちいいし、古い家をマンション用地に買い上げてくれるのなら、老後の心配もなくなる。でも、でも、それでも「まちあるき型」の観光都市を標榜するのなら、もう少し、情緒ってもんを大切にしようよ、と思う。
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